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「令和の日本型学校教育」を実現する上で大事なこととは?

久しぶりの投稿となりました。

今日のトップ画像は、旧JR福知山線廃線敷の鉄橋です🛤  紅葉シーズンが終わりに近づきましたね…🍁


さてさて、今日のお題は、『「令和の日本型学校教育」を実現する上で大事なこと』です。

「令和の日本型学校教育」って?

今年1月、令和の日本型学校教育が中教審で発表されました。因みに、この答申の主なポイントは下記リンクで確認できます(文科省HPより)。

「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(答申)【概要】▶︎▷https://www.mext.go.jp/content/20210126-mxt_syoto02-000012321_1-4.pdf

ざっくり言うならば、こんな感じです。

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(http://colorful-class.com/reiwanihongata/より引用)

ぱっと見、「何か真新しいことをしないと」「そこまで手が回らん…」と思う方も多いかもしれませんね。

コロナ禍によりICTの活用実践は数多くの学校で取り組まれていますが、それだけでも一杯一杯で、さらに個別最適な学びやら協働的な学びやらで、さらに先生の頭を悩ませることになるかもしれません。

しかし、実はそこまで革新的なことでもないのです。

◉これまでの授業は、果たして児童生徒にとって、興味関心を惹きつけるものなのか?
◉授業は、めあてに向かって、教員による一方向的な授業ではなく児童生徒同士の対話で成り立つものになっているか?

このような 少しの工夫 が大切なポイントであると思うわけです。

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「令和の日本型学校教育」を実現する”カギ”とは

以前、とある学校の視察に伺った際、どの教室も子どもたちがイキイキとして学びを深めている様子を見て取れました。そして、どの学年の授業も共通していたと感じる事項は以下の通りです。

授業目標と各活動の関連性がある(目標や子どもの実態を見据え、1人学びとグループ交流を取り入れる・ICTを活用するなど、何のための活動なのか、手段の目的化になっていないかの視点が明確化されている)。
先生はあくまでもファシリテーター(うまく対話が弾まないグループの対話を活発化させるために、発問を出す等、先生による価値観の押し付けがない)。

つまり、子どもたちの主体性や自律性、協調性等の諸々の力の育成に導くことが求められる「令和の日本型教育」においては、このように少しの工夫が大切になるのではと思うわけです。

昔のいわゆる一方向的教育は、教員の「こうしたい」が前面に出ているゆえに、安心だし、思い通りの授業になりやすい。

残念ではあるが、まだこうした授業が展開されているのも事実です。

令和の日本型学校教育を実現するには、まず、第一に教員の意識改革が大事だのかもしれませんね。一番はやはり子ども第一。ICTを使わなきゃ…ではなく、まずは、子ども。子どもたちの実態は?子どもたちに育成したい力は?などなど。そうすると、個別最適化にもなるし、アナログだけでは手間がかかるからICTを使おうとかいうようになるわけです。

そして、ベテラン教師であれ、新任教師であれ、同じ方向性でもって互いに高め合える環境が整っていればなおさら良いのかもしれません。

令和はまだまだこれから。

一緒に頑張っていきましょう💪🏼