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「映像研には手を出すな」第8話 大芝浜祭! 高校の文化祭はパラダイスですね。

とにかく、ノンストップのアニメ制作アニメが、文化祭のアニメ制作で一つの帰結を迎えた。私的に思うのは、学園ドラマを作るなら、文化祭と修学旅行を最高に書けば傑作になると考えるところがある。自分の高校生活考えても、授業など思い出に残っていないが、そういう余興のところはしっかりと頭にこびりついてるわけですよ。そういう意味では、今週の文化祭ネタは最高でした。というか、このお話、ずっと流れが神流れなんですよね。

そして、昔、こういうことを漫画として描いても、「こんなの漫画」と言われたものが、今は実践可能な範囲になっちゃってるのがすごいよね。もう、こんな文化祭やる高校あったら、偏差値なんか関係なく、いろんな変人が集まってきて面白いだろうね。そういう文化の拠点が欲しいのが、今のおとなしい日本でもあるのよね。本当に、「高校生たちよ!もっと徹底的に攻めようぜ!」

そして、体育館のアニメ上映!昔は8mmだったから、そんなでかい画面にする事考えさえしなかったけど、今は4Kで撮れば、もう体育館の画面いっぱいに映し出せますよね。まあ、ここでやってる、同時アフレコはかなりの無理があるけどね。

そして、水崎つばめ的なアイドルがいる高校もありうるだろう。それを使って、彼らは、マスターベーションではなく、ビジネスとしても成功するアニメを作っているわけだ。こういう感覚を持っている高校生も今はいるんだろうね。とにかく、2020年の高校生になりたいよ!!!

話は変わるけど、「イベントが成功しない」って言っている人たちは、全てマスターベーションで終わっているからです。「やることに意義がある」なんていう方もいますが、顧客が喜ばないイベントは、オナニーでしかございません!

そして、原作がやたら細かい、手塚治虫らが描いていたモブシーンに近い感じなんだが、その細かさをうまく動く絵の中に取り込んで、迫力つけてるところがこのアニメの真骨頂なんだよね。結構大きな世界が動いてるんですよ。だって、ロボットアニメすごい迫力あったもんね。

とにかく情報が多すぎるくらいの世界に、見ている方は放り投げられ、何回か見るうちに違う化学反応を起こしていく、あまりにも高尚なアニメなわけだ。それを文化祭という形を使う事で、どんどん信者を増やすような広がりを持たせていく。そして、主題がアニメのものつくり世界であり、そこが広大な底無し沼であることは、もうスポ根アニメの時代ではない(当たり前か)ということを明確に訴えている。

そして、作られた映像そのものが、それなりの、つまりウンチクいっぱい言っただけのものじゃないと意味がないんだけど、そこをちゃんとクリアしちゃってるのがたまらないところだよね。

本当に、見ている私がDVD買うために並びたくなっちゃうのやめてください!これから出るであろうDVDには、もちろん、特典映像として作られたアニメついているんだよね!!!

ラスト、水崎の親が「お友達なの?」と聴くと、浅草が「仲間です!」というのは格好良すぎますな(お母さんの声、日高のり子さんだったのね!)。ここも伊藤沙莉の声がすごい決まるんですな。三人の中に義理と人情的な世界が出来上がった瞬間か?次週から次のシークエンスですが、楽しみでございます。


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