Day 23 「カナダ人」はどこにいるのか【2024年カナダco-op留学中】
今日の一枚は家の裏庭の桜。遅めに咲きました。🌸
そして今日の話はややセンシティブかもしれません。無知ゆえに誰かを傷つけないことを祈りつつ丁寧に書きたいと思います。
私の来る前のカナダ人の生活のイメージ。広いお家にメープルシロップの大きなボトルが置いてあって、パンケーキにかけてみんなでコーヒーと一緒にのんびり食べる。
これは日本で見たドキュメンタリーでそのようなシーンを見たせいなのですが、そこではいわゆる白人の方しか映っていませんでした。
しかし今日、メキシコ人のクラスメイトと話していて、「カナダ人ってどこにいるんだろう?」という話になりまして。
3週間が経過し、買い物や学校、バイト先など、少しでも関わった人を全て含めたら恐らく30-40人くらいになるのですが、いわゆるイメージ通りの「カナダ人」とはまだ関わったことがありません。人種のるつぼとは言うけれど、さすがにいなさすぎないか?という印象。イギリスではイメージ通りの「イギリス人」に囲まれていたので、その経験とのギャップもあります。
ホストマザーは恐らく2世代前くらいからカナダに来た方ですが、「Chinese Canadian(チャイニーズ系カナディアン)」という名乗り方をします。
私が関わる人達の経歴は、大学を卒業してから永住権をとってずっとカナダで働いている、数世代前からカナダに来た、などなど。今日話したクラスメイトもバンクーバーに1年住んでいますが、ずっと前の世代からカナダ人、という人にほとんど会わないと言っていました。
実際人種構成はどうなっているのだろうと思い調べた結果がこちら。↓
なるほど、「European Canadian」という書き方が一番になるんですね。これがきっと私たちがイメージするカナダ人のことですね。でも体感では街中で見渡しても白人はもう少し少ない気がする。
というかここまで来ると、カナダ人ってなんだろう?
どの世代からカナダにいたらカナダ人と名乗るのだろうか?
私が白人をイメージしていたのは視野が狭い考え方だったのだろうか?
このあたりの適切なレベルが分からず、Where are you from?も安易に聞けなくなりました。もし見た目がアジア系でもカナダ人として生きている人だったらどこから来たもなにも…となるのだろうか。。
まあ私は聞かれるんですけど。笑
ちなみにメキシコ人のクラスメイトとこの話をする時には、「いわゆるカナダ人」というものを「Canadian-Canadian」と表現してみました。これでお互いの認識も問題なく、そして近くにいた人に聞かれても誰かの気分を害することもなく話せていたと思います。
でも、まわりが全員留学生なのをわかっていなければそもそもこの会話はしなかったかもしれない。
超単一民族国家の人間が戸惑いつつ、今日も賑やかなダウンタウンをのそのそ歩いてます。
ではまた。
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