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進んでいないように感じても、着実に進んでいる

進んでいないように感じても、着実に進んでいる 


僕は、家に訪問して、リハビリをする仕事をしています。

ある利用者さんのリハビリをしたあとに、
「何か歩き方が、この前より不安定になっている」と言われました。

それが正しいです。
良い反応が出ています。

「あれ、昨日よりフラフラしていない?」
「歩き方が、前よりもおかしいよ」
と思うかもしれません。

この違和感が大切なことです。
以前とは変わっています。

リハビリのあとにそうなるのは、良い反応です。
正しいフォームに変わっています。 

今まで全く使っていなかった、足の機能を使い始めています。

十分に体重をかけずに立っていた足に、
体重がかかるようになっています。

改善しています。

フラフラするのは、その証拠です。
練習の途中です。

これから良くなっていくのです。

プロゴルファーがフォームを変えて、
成績が悪くなるのと同じことです。

ここでくじけて、元に戻そうとしないことです。
踏ん張りどきです。

結果をすぐに焦らないことです。
今は良くなっている途中の段階です。

今までの歩き方は、バランスを取るのを重視したので、
力のある方の足を優先的に使ってしまい、

フラフラせずに歩けていただけでした。

その結果、力が出にくい足には、
十分体重が掛かっていませんでした。

良いフォームに変更しようとすると、
力が不十分な足を使って歩くので、フラフラします。

今は、バランスを十分取るだけの
筋力が足りていません。

それがリハビリです。

リハビリをすっ飛ばして、
すぐに上達するのはありえません。

その過程が大切です。

そこを急いでしまうと、また一から作り直しになります。
余計に時間が掛かります。

見た目は、何も変わっていないように見えますし、
悪くなっているようにも見えます。

リハビリの専門家から見ると、良くなっています。
少しずつ、改善しつつあるのです。

取り組む過程で、進んでいないように感じていても、
着実に進んでいます。

そのまま進みましょう。

少しずつ、見えにくい形で、進化している


物事に取り組んでいるときにも、

「良くなっていない」
「悪くなっている」
「進んでいない」
「元に戻っている」

と切り捨てないことです。

見えにくいけれど、良くなっている部分があるはずです。
その中にある良くなっている点を見ていくことです。

探していくことです。
拾っていくことです。
見捨てないことです。

今は発展途中で、将来的には良くなっていくことを
期待することです。

長く取り組まないといけないものは、
劇的に変わることはありえません。

少しずつ、見えにくい形で、進化していきます。
進化は、わかりにくいものです。

進んでいないように見えたり、
逆行しているように見えますが、

確実に、前に進んでいるのです。

人生が変わるスイッチ【ロングバージョン】


みなさんといいものを作り上げていけたらと思っています。noteを面白い方向に転がしていきたいです。これからも書き続けます。