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超?短編「アルクトゥルスの施設にて」

こんにちは。

ヒーリングアーティストの瑠莉です。

さて。私SNSでは優しいキャラでやってたんですけど、ヒーラーとかってそういうキャラかな?と思って半分くらい演じてた気もするんですよね。

そんなつもりはなかったんですが、、。


でも普通に毒も吐くし、は?なにこいつムカつく!ウザいんだけど。と攻撃性も持ち合わせていますし。


そういう一面あると、がっかりさせるかなーと思って、見せない様に見せない様に過ごして来ました。


今からそういう部分出していくには、、どうしたら??
いやでも隠してても出て来ちゃうのが個性か。

なーんて、ぐるぐるしながら考えている訳です。
じゃあ私がヤンキーみたいにとんがっていた頃の前世でも書いてみるか!
という事で、ほんのり思い出して来たアルクトゥルスでの出来事の話です。



「ふぅー」

ここはアルクトゥルスの宗教施設。
宗教つーより、アルクトゥルスの教えを伝える施設みたいなもんかな。
まぁ、それが宗教みたいなもんか。


タバコをふかしながら、空を眺める。
「あーだりぃ。」

オレは、ここの施設の管理の手伝いをしてんの。別に手伝いたきゃーないけど。
親がやってんだから、仕方ねぇだろ。
あのクソジジイ。何でもかんでも、受け入れやがって。

アルクトゥルス人を受け付けんのは仕方ねぇけど、なんで知らない異星人も呼び寄せてバンバン助けてんだよ。あのオッサン。
人助けられるほど、うちには食べ物もねぇだろうがよ。数を考えろ、数をよ。

ババアもババアだよなぁ。
なぁにが
「お父さんのいう事だから。」だよ。


あのオッサンのこと、神の様に崇めてる奴も多いけど、家での姿見たことあんのかよ。
頑固だしよ。はーやだやだ。


で、オレの仕事は、この宗教施設内の広場で監視の仕事。
ガキが遊んでるところを見るだけなんだけどよ。

その間、親があのジジイの話聞いたり、相談に乗ったりするらしい。
まぁジジイもたまにいい事言うからな。
あとメシの炊き出しとか?
オッサンが作るわけでもねぇのに、どんどんつれて来やがってよ。
自分で面倒見れる範囲に留めとけよな。マジで。アホかよ。


口うるさくて、自分の子供にも対して関心ない人間のどこがいいんだか。
だりぃな、、。


「あのー。すいません。」

そう言われ振り返ると、若い女と子供がいた。
親子?姉妹?
親子なら若くして産んだ感じだし、姉妹なら歳の離れた感じだ。

「はい。なんでしょうか?礼拝堂ならあちらですよ。参拝でしょうか。入信もそちらでできるので、ご案内致しましょうか?」

「あの、そうじゃなくて。
この子もここで遊ばせてくれませんか?」

「‥‥。失礼ですけど、信者さんでしょうか?」

「最近、シリウスから引っ越して来て、ここ子供が沢山いて。‥‥ダメでしょうか。」

そう言われて、ガキに視線を落とす。
女の後ろに恥ずかしそうに隠れている。

「あーここはねぇ。ここの施設を親が使いたい時に、一時的に見てるだけだから、使ってない人はねぇ。
あっそれともあれでしょうか。あなた達の親、もしくは旦那とか?分かんないですけど、そういう人が礼拝に来てますかね?」

「いいえ。通りがかったら楽しそうで。うちの子も混ぜて欲しくて。」

「はぁ。私はねぇ。仕事でやってるんで。困りますねぇ。」


「でもここで遊ばせてくれるだけで良いんです。」

「あーもう!しつこいなぁ!ここは!この施設を使う人のために、用意されてる場所なんです!!
さぁ行った行った!!」


そう言ってオレは、その女と子供にフーとタバコの煙を吹きかけながら言った。
後ろにいる子供は、オレをキッっと睨みつけながら、女の手を引っ張り去っていった。


別に実は、そんなルールはないのだが、別にここの面倒を見るのはオレだから、やりたくもない仕事をしてるんだから、何かを選ばせてくれても良いだろう。

クソじじいにバレたらまずいが、まぁ良いだろ。
そんなことを思いながら、オレは引き続き、広場を眺めるのだった。


✳︎✳︎✳︎

今日もどうやって、だらけて暮らそうか。
そう思って親の目を掻い潜りながら、施設の掃除をしていると、クソジジイが中に入って来た。

「サーチェル。
今日からうちの、施設にお勤めになる方が居るんだ。紹介しよう。」

そう言って。
この前の親娘を紹介して来た。

「ゲッ」
正直気まずかった。オレは気まずそうに斜め下に目線を逸らしつつ、どうも。と呟いた。

「よろしくお願いします。」
その親娘はお辞儀をしたあと、続けてこう言った。
「あのこの前は、この施設のこと教えてくれてありがとう。それで、私も感銘を受けて、ここでお世話になることにしたんです。」

なんだこの女。オレはそんなつもりで行ったわけじゃないのに、嫌味が通じなかったのか?
オレは、正直面白くはなかった。

「そうですか。せいぜいお勤めに励んで下さい。」
オレはそのまま、捨て台詞を吐いて、足早にその場を去ったのだ。


その女は来る日も来る日もめげなかった。
一生懸命おっさんの話を聞き、祈りを捧げていた。

俺は、ただただそれを側から眺める日々。
俺は不摂生がたたり、ある日病気になった。

父は特に俺のことを助けようとはしなかった。

その代わり、俺の面倒を、例の女に見させたのだ。
女は、娘に水を汲んで来て。と指示を出して、娘も小さい体でゆっくりと桶にたっぷり入った水を運んでいた。

「おい、、。お前。俺のことはいいからほっとけよ。
お前も自業自得だって思うんだろ?せいぜい笑えばいいさ。バカだって。」


「いいえ。私の任された仕事ですから。出来ることをさせてください。
それに、私は自業自得だとは思いませんよ。
人は、間違える生き物ですから。私も、間違って来ました。
バカだ自業自得だと思っているのは、あなたでしょう?」


「‥‥‥」


そう言って、何も返せないまま、布団の中で声を押し殺し泣いたのだった。
そして、お礼も言えないまま何年もの月日が経っていたのだ。



と思い出せるのはここまでです。
果たして私は回復したのか、心を入れ替えたのか、、。は今のところわからないんですが。

特にトラブルもないのに、腐ったまま生活してトゲトゲしていた頃の前世の私の話でした。
(今もか??)


ちなみになのですが、途中出てくる女性はおそらく、のりこさんです😊
うーん、聖母笑😆


なんとなく年齢は今の私より若いですが、地球年齢で言うと27歳くらいの時でしょうか。
もしこの時の私が心を入れ替えて、健康に明るく生きれるようになったのか。
もしなってなくても、今世は気持ち入れ替えて腐らず生きたいですね😊✨


前世の失敗を、何度も何度も繰り返していたら意味がありません。
でも失敗があるから、次に活かそうと思えます。
そんな今世の失敗も、今後、もしくは来世の糧に出来たら、失敗も悪くないですよね。

前世は一粒のエッセンス。そんな感じかも知れませんねー。


本当に後悔していたら、私は救いの手はいろんな形で現れると思っています。
そんなチャンスを掴めるか。

どんな人生を作っていくかは、あなた次第。



こんな今の私を作ってる、トゲトゲ部分の前世の話でした。

本日も最後までありがとうございました。
イラストは余裕があったら🤭

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