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子連れ家族旅行、グアムへ

働きすぎた夫が会社から強制的に休みを命じられたため、家族でグアムへ。1歳の娘は、カナダに続き、2度目の海外。

https://note.mu/rurika/n/n37145c56090f

高校時代は青春18切符で日本を巡り、大学時代はバンでアメリカ大陸を横断したり、バックパックを背負って世界20カ国ほどを周ったり。社会人になってからも長期休みは国内外へ旅に出かけ……旅が好き。

子どもが生まれたら、気軽に行けなくなるなあと思っていたけれど、今のところなんだかんだペースはあまり変わらず。

それでもやっぱり行き先や過ごし方は変化した。バックパックでは行かないし、保険にもちゃんと入って、無茶はしない。今回旅先として、グアムを選んだのも、子連れだから。グアムの魅力はなんといってもフライト時間!3時間で行けるアメリカのリゾート! 航空券も比較的安いし、時差も1時間で、治安も良く、暖かい。

夫の休みが確定してすぐ、それでも旅立つ2週間前くらいにチケットを取って、たいした下調べもせず、スーツケースに夏服と水着を詰め込んで、例年よりも遅れてきた本格的な冬の到来から逃げるように、グアムへ。

ホテル(Hilton)のプールとビーチでひたすら泳いで、お腹が空いたら食べる。ただそれだけでいい。いや、ただそれだけがいい。

娘、はじめてのプールと海に最初は渋い顔をしていたけれど、次第に慣れて笑顔も見られるように。水中でも地上でも父の「高い高い」に声を上げて喜ぶ。

食事は基本、豪快なアメリカンフード。やっぱりビールにポテトが似合う場所。ビックなアイスも甘すぎるケーキも、ここで食べるから美味しい。

プロアというグアムの伝統的なチャロモ料理とフレンチを掛け合わせたレストランにて。BBQのスペアリブをがぶり。娘は赤米がお気に入りに。

Hilton内にあるシーフードレストラン・フィッシャーマンズコーブにて。トマトベースのエビ、カニ、ロブスターなど海の幸をたらふく頬張る。その美味しさに、娘は手を叩いて喜んでいた。

特になんの予定も決めず、時間も気にせず、観光もせず、泳いで、食べて、飲んで、のんびり。

昔の私は、「何でも見てやろう」(小田実)の精神で歩き回って、旅先でのんびりなんてできなかったなあ。

そんなふうに家族でゆっくり過ごしていたからか、夫も一緒にいるからか、いつもよりたくさん、娘の成長や面白さに触れられた気がする。

海に揺られながら寝落ちしたり、ホテルの廊下を転んでも転んでも立ち上がって走り続けたり、ベッドで飛び跳ねてきゃっきゃ騒いだり、電話の受話器を持って喋りだしたり、ミッキーとミニーを見つけて「あっ!」と指さして喜んだり、周りの人に笑顔を振りまいたり。娘の粘り強さや観察力、表現力、社交性に感心した。

旅という非日常のなかで、時間にも心にも余裕があるからかもしれない。娘の一挙手一投足が可笑しくて、愛おしくて、何度も笑いながら、ぎゅっと抱きしめた。

娘が寝ている間は、夫婦でビールを飲んだり、ひとり読書をしたり。子育てをしながら働く日常のなかでは、意識しない限り、なかなかこういう時間が持ちにくい。

最終日の早朝、誰もいないほぼ透明な海にひとり潜って、波に揺られながら、サンゴ礁に群がる魚たちを眺めて、顔を上げたら青い海から青い空へ虹がかかっていた。美しい瞬間にじわっと心が満たされた私の旅のハイライト。

旅の醍醐味は、自分が暮らす場所ではなかなか出会えない景色や気づけない人の魅力に出会えることだと思う。

子連れ旅、ひとりよりも荷物は増えるし移動は大変だけれど、新たな視点を得て、また違った面白さがあるから、やめられない。

次はどこへ行こうか。友人がワーホリ中のポルトガルへ行きたいけれど、さすがに遠すぎか。今回、オーストラリアも迷った。夫は上海と深圳に行きたいらしい。私もまだまだ、行ってみたい場所がある。

子連れでも、旅、のんびり、続けよう。


読んでくださりありがとうございます。とても嬉しいです。スキのお礼に出てくるのは、私の好きなおやつです。