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子育てと仕事の間で揺れた2018年

2018年最後の金曜日。フリーランスの私も一応今日で仕事納め(ということにする)!

今年をふり返ってみると、出産後、編集者・ライターとしてフリーランスで仕事復帰したと同時に、夫の仕事がウルトラ忙しくなり(出張が増え)、ほぼひとりで育児をしながら、てんやわんや綱渡り状態だった。

復帰当初は仕事ほぼゼロからのスタートだったので、子育てを中心に時短でのんびりやっていこうと思っていたけれど、産休育休明け、仕事ができること=社会とつながれること、誰かの役に立てることが嬉しくて、結局すぐにフルタイム+αに。私は、やっぱり仕事が好きなのだ。

復帰する職場もないまま、再び社会に出た私に仕事を依頼してくださったパートナーのみなさまには感謝しかない。ありがとうございます!

2018年の仕事ふり返り

●ハフィントンポスト日本版
妊娠中から子育て中のコラムをリアルタイムで寄稿。日々変化する娘と母としての自分の心と身体の記録を残しておきたい、予想外の展開がたくさん起きてネタにしないとやっていられない、という思いで書かずにはいられなかった(笑)。よく読まれた記事として、2本、朝日新聞にも掲載いただきました。来年も引き続き、コラムやルポを執筆していきたい。

●soar
当事者としてコラムを執筆させていただいたり、イベントに登壇させてもらったり。ライターとして記事を執筆したり、noteで対談を構成したり。編集者として、記事や初のプロダクト「soar tea」に添えられたストリーブックの編集を担当させてもらったり。編集長の工藤瑞穂さんはじめ、soarスタッフの「強さとやさしさ」に支えてもらっています。来年は連載企画もスタートする予定です。

●サイボウズ式
講談社時代の仕事のつながりで、編集長の藤村さんにお声がけいただき、再びご一緒できることに。「これからの家族と、仕事のカタチ。」という特集を立てて、企画から取材・執筆を担当。編集はあかしゆかさん、撮影は三浦咲恵さんという心地の良い女性チーム。まだ公開されていない記事や取材を控えている企画あり。

●note編集部
復帰直後に久しぶりにnoteを更新したら、CEOの加藤さんがすぐに連絡をくださった(常にnoteを見ていらっしゃるんだなあと驚いた)。毎週水曜にnoteで活躍するクリエイターを紹介する #noteクリエイターファイル の取材執筆(計27本)ほか、noteFESのレポート日経との提携時の鼎談記事の構成など、note編集部の記事制作のお手伝いをさせてもらっています。noteディレクターの三原さんと平野さんはじめ中の人やクリエイター、noteを通じてすてきな人たちとの出会いがあって、noteの魅力もたくさん知って、note愛が深まった。来年は自身のnoteも充実させたいなあ。

■READYFORnote
同じ大学の同級生の友人・米良はるか率いるREADYFORの自社メディアの編集長を務めることに。普段あまり表に出ることのない、やりたいことがある人たちを応援する人たち(つまりREADYFORメンバー)にもスポットを当てていきたい。現状執筆も私がやっているので、来年はチーム体制を整えていけたらいいなあと思っています。

■NEWPEACE
同級生の友人高木新平くん率いるNEWPEACE。HASUNAとの協業プロジェクトRe.ingで事実婚をしたはあちゅうさんを取材したり、THEOの「MONEY TALK」でヒャダインさん、SKEの須田亜香里さん忍者の相模さんにインタビューをさせてもらったり、THEO+docomoでファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんの監修でお金のコラムを更新したり。

他にも、ミスターミニットのオウンドメディアの記事作成、リクルートのダイバーシティプロジェクト、FUJIFILMのほめ写プロジェクトなど、企業の社内報や広告案件のお手伝いもさせていただきました。

そして、個人的なプロジェクトというか、新たな挑戦として・・・

■書籍(ポプラ社)
妊娠中にハフポスに投稿した記事がきっかけで、「女性の選択と家族のかたち」をテーマにした書籍プロジェクトが始動! 育休・産休中に、私の周りにいるさまざまな“事情”を抱える女性たちとその家族に取材をして、自分の家族も含め10個の物語を書きました。いよいよゲラになったけれど、まだまだできることがたくさんあるので、この年末年始に徹底的に見直すつもりです(結局仕事納まってない)。発売はまだ先なので、詳細はまた!


6月からの7カ月を振り返って、ワンオペ育児をしながらよくがんばった!と自分を褒めてあげたい気持ちもあるけれど、まだまだまだだと鼓舞したい。

やっぱり圧倒的に仕事に使える時間が減って、インプットとアウトプットの総量も減った。できることがどんどん増えていく我が子の成長ぶりに驚き、感動し、親として心が満たされる一方で、私個人として、仕事の面では、どこかで焦りやもどかしさを感じていたようにも思う。

子どもと過ごす時間も大切にしたいと思うからこそ、仕事において、限られた時間のなかでどう価値を生み出すか、自分に何ができるのか、自分は何がしたいのか、迷いながら常に考えていた。制限されること、焦ることは決して悪いことじゃない。そこから見えてくる道もあると思うから。

何より、そういう焦りや迷いは企画のタネになって、仕事につながる。本を読んだり映画を観たり人と会ったりする時間は圧倒的に減ったけれど、幼いわが子と過ごす日々はかけがえのないもので、たくさんの発見と学びがあった。リアルな体験や感情の揺れは、きっと企画や取材、文章にも生きてくる、と信じて。

来年は、今自分が一番興味のある、子育てや女性の選択、家族のかたちといったテーマも深めていきたい。今年はライターとしての仕事が多かったけれど、自分ひとりで書ける量には限りがあるので、編集の仕事もしていけたら。だいすきな人の楽しい書籍編集も待っている!

引き続き、自分の仕事と家族との暮らしを手放さない働き方と暮らし方を模索しながら。できることからこつこつと。来年はもっともっと(という気持ちで仕事納め!)




読んでくださりありがとうございます。とても嬉しいです。スキのお礼に出てくるのは、私の好きなおやつです。