いつもの毎日。2時起きの人

私の1日は、夜中の2時頃からはじまる。

娘が生後4ヶ月くらいの頃から、娘と一緒に夕方7時頃には寝て、夫が仕事から帰ってくる夜中の2時頃に起床。7時間ほど睡眠しているので、夜中であっても目覚めはすっきり。

私が起きて夫が寝るタイミングで、今日の出来事や子どもの様子など夫と少しだけ会話を交わしていると、最近は娘も起き出して、布団の上で夜中の家族団らんタイム。娘の一挙手一投足に湧く。しばらくしてふたりが眠りについた後、私はこっそり布団を抜け出し、リビングでお茶を淹れて、ひとり本を読む。

昨日は石田千の短編集『ヲトメノイノリ』。表題作は落語調でテンポ良く、途中くすっと笑ってしまうこともあり、ちゃんとオチもあって、さわやかな読後感。個人的には、結婚35年の夫婦がのど自慢を見ながら素麺をすする日曜のお昼を描いた「素麺」が好きだった。いい夫婦のかたち。

今日は益田ミリさんの『今日の人生』を読み返す。見逃してしまいそうな日々のちいさなしあわせやさみしさのかけらが集められていて、ふとした時に開きたくなる本。なんでもない日常が愛おしくなるような。

子育て中はゆっくり考えごとをしたり、本を読んだり、ひとり時間がなかなか確保しづらい。私もこの生活を始める前は、娘がなかなか寝付かないこと、遅くに帰ってくる夫とすれ違ってしまうこと、睡眠が途切れることやひとりの時間が持てないことに、小さなストレスを感じていた。

「子どもと一緒に寝てしまおう!」と発想を転換してからは、寝かしつけにかかる時間がほぼなくなり、夫婦、家族の時間が生まれ、ひとり時間も持てるように。我が家にとってはいいことづくめの超朝方のこの生活リズムがすっかり私の身体に馴染んだ。

唯一の難点は夜中に起きると、母乳をあげているせいか、お腹が空くこと。甘酒の豆乳割りを飲んだり、フルーツヨーグルトを食べたり、チーズやドライフルーツをかじったり……朝ごはんを美味しく食べるために、遠慮がちに小腹を満たしている。芋けんぴの袋を開いたり焼き芋を焼いたりした夜もあるけれど(私は芋好き)。いっそ夜中に朝ごはんを食べてしまうのもいいかもしれない、と思いつつ、ただ食事の回数が増えるだけの気がしている。

ひとり時間といっても夜中に何度か娘からお呼びがかかる。「う、うえー」と娘の泣き声が聞こえて、寝室に行くと娘の頭だけが布団からはみ出ている。そりゃ泣きたくなるよね。目を閉じたまま訴える娘をずるずると下へ引きずり、包み込むようにして、乳を差し出す。

我がおっぱいは娘の安眠グッズ。乳を吸い出せば、娘は泣き止み落ち着き、次第に眠りにつく。いつも夜中に3〜4回は小さな泣き声が聞こえ、その度に私は乳を差し出し、娘が寝たところでそおっと布団から抜け出し再びひとりタイムへ。寝足りない時は一緒に寝てしまうこともある。娘が目覚めて1時間以上眠らない時もある。

朝7時頃になったら、お米を洗い土鍋にセットし、朝ごはんの準備をして、洗濯機を回す。ごはんが炊き上がるタイミングで夫と娘を起こす。家族3人で食卓を囲んだ後は、朝ドラとあさいちを見ながら、夫はお皿洗い、私は洗濯。軽く部屋を片付けて、娘の保育園の準備をして、自分の身なりを整えて、保育園へ。娘はすっかり保育園に慣れて預ける時に泣かなくなった。

帰ってきたら仕事に取り掛かる。メールを打って、原稿の修正など。取材に行く日もあれば、会いたいなと思う人たちとランチをご一緒することも。原稿に集中したり、打ち合わせという名のおしゃべりに夢中になったりすると、あっという間に保育園のお迎えの時間がやってくる。9時〜16時って短い。フリーランスの時短勤務。もう少し保育時間を伸ばそうかな、と思うこともあるけれど、娘がまだ0歳のうちはできる限り一緒に過ごす時間を優先したい(間に合わなければ夜中のひとり時間にやればいい)。

今では保育園を楽しんでいる娘も、私がお迎えに行くと両手をブンブン降って喜んでくれる。かわいいやつ。いつまでこれは続くんだろう? 娘が社会に出ていくことは、たのもしくももちょっぴりさみしい。  

帰宅後は一緒にEテレを見ながら歌ったり踊ったりして過ごす。ひとりでさっとごはんを食べて、一緒にお風呂に入って、絵本を読んで、乳を差し出し娘を抱きしめながら、19時には眠りにつく。こうして私の1日が終わる。

ざっといつもの毎日を振り返ってみたけれど、同じような毎日でも、読む本も書くことも、考えていることも、出会う人も語ることも、食べるものも、動かされる感情も、違う。人生はそんな今日の積み重ね。

さあ、今日はどんな1日になるのだろう。


トップの写真はいつか見た、海ほたるからの景色。

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徳 瑠里香

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