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ふたつ、湖畔の車椅子

いつも私、記憶の底
懐かしく彩り香る
紅い世界、揺れる水面
胸刺した沈丁花

だけど貴方、知らん振りで
枯れた道を見つめるの
紅い世界、止まる水面
香り咲く金木犀

「綺麗な空を眺めてたい
霧に囲まれてく日々で
不思議の国、お伽噺
もう一度触れさせて」

だけど貴方、知らん振りで
枯れた道を見つめてる
消えた世界、止まる水面
物言わぬ金木犀

「季節は
例えば君に
例えば僕に
例えば今そこに
寄り添う心と呼吸が
変えていくものなのかもね」

いつも私、記憶の底
懐かしく彩り唄う
消えぬ世界、揺れる水面
口ずさむ沈丁花

その瞳に映る季節は何?
何の香りを感じてる?
揺れて動く世界にひとり
声だけが響く

胸に吹雪いてる春は沈丁花
肌を包むのは秋の香り
空に消える記憶と唄を
そこで聴いていて

/作詞曲 みみみ
※みみみの前ユニット『メロディ・クロック』の楽曲です。



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