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香りのものを選ぶ時

こんにちは、瑠璃唐(るりとう)です。
今回は数多ある、香りの商品のお話しです。

今までインテリアの一部だったルームディフュー
ザーが、最近ではフレグランスとしてコーナーが
出来ることも普通になってきました。
「香りのもの」として括られるたくさんの商品が
ある中で、違いを質問されることが多くなって
きたこともあり、まとめてみました。

▪アロマとは香りの言葉

そもそもアロマとは「芳香」と言い、香草などの
植物から発せられる香り、というのが主な意味
です。なので、精油などの天然成分で出来ている
香りはこちらに含まれるのだと思います。

同じようにフレグランスという言葉がありますが
こちらは広い意味で香料、または香料を含む製品
のことを指し、香料には天然のものと人工的な
ものも含まれます。

どちらも「良い香りのもの」という点では、
これら全てをアロマと表現されることが
わからなくもないのですが、アロマの言葉の後に
セラピー(テラピー)とつくものは、精油を使った
ものになるのだと思います。

アロマセラピーは造語で、日本語の意味を
「芳香療法」と言い、精油を用いて行う自然療法
とされていることからです。

▪フレグランスの色々

ルームディフューザーは、ボトルに入った液に
スティックを挿して香らせるもので、香りの種類
も価格も様々あります。
飾り場所に漂う香りは、香水のようなイメージが
ありますね。
スティックの本数で拡散のコントロールが出来て
火や電気も使わず、安心して香りを楽しめます。

また、素焼きの陶器やストーンにオイルを含ませ
香らせるものも、手間が無く、置き場所も選ばず
使いやすいです。

キラキラとしたガラスのボトルにオイルを入れ、
触媒燃焼で香りを拡散させるフレグランスランプ
を使っている方も多いですね。
こちらの特徴は香りの拡散だけでなく、除菌と
消臭が出来る点だと思います。

それぞれ拡散する方法に違いがあり、オイルなど
の液や器はそれに添った専用のものを使うことに
なるので、選ぶ時には、香りの種類や詰め替えの
ことなども聞いておくと良いでしょう。

一般に、フレグランス製品の中には科学的に合成
された成分が含まれることもあります。
成分を精査して近づけることで、採取の難しい
動・植物からの香りも、商用として作ることが
可能になります。
そうした香りの多彩さが、好みのものを見つける
楽しさにつながるのだと思います。

▪天然と合成

精油は天然の有機化合物です。
時折り、合成の材料を使うことに眉をしかめる
ご意見を伺うことがあるのですが、天然という
ことで安全とは言い切れません。

精油は安全性の高いものが多い中で、種によって
ヒフ刺激のあるもの、肝毒性・神経毒性のある
成分を含むものなどがあります。

また、以前「嗅覚と香り」の記事に書いたことが
ありますが、ラベンダーの鎮静成分が多いという
特徴は、一方で、血圧の低い人には逆効果になる
ということもあります。

これらのことは一例ですが、精油を使う時には
そのような注意が必要になります。

そして合成ですが、こちらの注意すべき点には、
香害という悩ましい問題があります。
香害とは、合成香料の匂いに対してアレルギーや
頭痛などの症状を起こすことを言います。

実は、私自身がその香害を起こす体質で、それは
とても顕著に症状となって起こります。
合成の全ての成分ではないのですが、どの成分に
反応するのか頭で考えるよりも早く、身体が判別
するので、避けきれない場面に困ることがよく
起こります。
香りはその場を浮遊するので、難しく、そして
切実な問題です。

このように香り成分に関して言うと、どちらにも
注意する点はあり、何に注意するかは個人で違う
のだと思います。

▪余談ですが

タバコの臭いがついたり、お手洗いや靴箱など、
スピード感を持って消臭したい時におすすめなの
が、芳香蒸留水です。

芳香蒸留水とは、植物を水蒸気蒸留で気化・分離
し、上澄みの精油を採取したあとに残る水です。
わずかに精油成分を含んでいて、香りがします。
(衣服や、白い布ものなどに直接かける時はシミ
に注意が必要です。)

色々と種類があるのですが、国産の樹木からの
ものだと消臭に優れたものが多く、また、樹々の
ブレンドをしたものなど香りも自然で多彩です。

▪まとめ

良いも悪いも判断が早く、個人的なものである
ことが、香りの特徴です。
いいですよね?と言われても、はい!と返せない
時もあって普通のことだと思います。
どのように選ぶかはその香りの使い方や使う場所
個人的な空間なのか人の集うところかなど、
場面を想像してみるのも、選びやすいのではない
でしょうか。

あれこれ試して見つけるのも良いですし、その
選んだ香りがフッと立ち昇る瞬間に、はぁ~と
リラックスする、そういうものであってほしいと
思います。

今日も最後までありがとうございます!

 

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