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「必要なところに必要な香りを。」の思いのもと、精油やブレンドのこと、香りに纏わる出来事…

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「必要なところに必要な香りを。」の思いのもと、精油やブレンドのこと、香りに纏わる出来事などをまとめています。 さまざまな場面で香りを見つける参考にしていただけたら嬉しいです!

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自己紹介

初めまして。 瑠璃唐(るりとう)です。 今日からnoteを始めました。 よろしくお願いいたします! 私は、精油のインストラクターをしています。 精油の..と言えば「あぁアロマの」 とよく言われます。 なんとなくそんな限定的なイメージのある精油 ですが、もっと身近に幅広く使っていただけたら なぁと、常々思っております。 常々思いすぎて、お店で精油を見ている時に、 隣の人がディフューザーに悩んでいたら、 「これが使いやすいですよ。」とか 本を探している人がいたら、 「参考

    • 植物の話し。

      こんにちは、瑠璃唐です。 ひとつ前の投稿からずいぶん日が経ちました。 その間、時々アカウントを開けてみては 記事を読み返したりしていました。 ダッシュボードに数字が入っているのを見つけると たまらなく嬉しくて、ハッと画面に見入ります。 読んでくださった皆さん、ありがとうございます。 今日は「植物のエネルギー」について、少し思った ことを書いてみました。 といっても何か化学的なことではなく、話し出した ら止まらない私の大好きな植物の話しです。   植物は植えるのも見るのも好

      • 樹木精油の話し。

        こんにちは、瑠璃唐です。 今日お話しするのは、樹木精油についてです。 と言っても、 私は樹木精油のお里に行ったことがありません。 いつも写真や動画で見ているばかりなのですが、 そこに見る景色はとても壮大なもので、 精油瓶を開けた瞬間の、一滴の香りに大きな 広がりを感じます。 何百年何千年と生きている木も多く存在します。 今日は、その生命力の源として樹々の放つ、 フィトンチッドと呼ばれる化学物質の話しから 始めます。 フィトンチッドとは、本来樹木が身を守るために 持ってい

        • 精油のエピソードから学ぶこと

          こんにちは、瑠璃唐です。 寒さが強まり、空気の澄んだ感じが冬らしくなり ましたね。 クリスマス、そして年末です。 といっても、暖かかった今年は、何か実感がない というか、早いなぁと思うばかりでした。 そろそろと片付けを始めていると、よく読んでい たアロマテラピー検定の参考書が出てきました。 勉強を始めたばかりの頃は、いろんな本を読み、 情報を集め、それを書き出して頑張って覚える そんなことを繰り返していました。 そう「頑張って覚える」だったんです。 懐かしくページをめくっ

        • 固定された記事

        自己紹介

          精油の話し。成分から見た精油

          こんにちは、瑠璃唐です。 久しぶりに精油の話しですが、今日は成分に ついて思うことを書いてみました。 まず精油を選ぶ時に、皆さんは何を求めて精油を 探すでしょうか。 もし効能を期待してであれば、選ぶ基準は成分に なると思うのです。 今では書籍でもネットでも、精油の効能を知る ことは簡単です。 ただ多くあり過ぎて、合理性を求めるほど疑問が 湧いてわからなくなってきます。 ほとんどの場合、効能は多く羅列されていて、 同じ精油でも情報は様々ですから。 そこを成分から見ていくと

          精油の話し。成分から見た精油

          天然のディフューザー

          こんにちは、瑠璃唐です。 秋が来た!と思っていたら、結構寒いので驚いて います。 この季節、夜は寒いのですがベランダの扉を開け 放します。そうすると、近くにたくさん植わって いる金木犀の香りが、風に乗ってふんわりと部屋 に流れてくるのです。 あふれるように咲いた小さな花から立ち昇る、 まさに天然のディフューザーだなと思います。 少し甘くて懐かしいような、好きな香りです。 植物そのものから拡散した香りは、採取して 凝縮された精油の香りとはまた違います。 香りの強弱だけではな

          天然のディフューザー

          真夜中のレモングラス

          こんにちは、瑠璃唐です。 最近ネットで調べものをしていたら、その途中で 「緑の香り」という言葉に出会いました。 緑の香りは青葉アルコールと青葉アルデヒドから 成るもので、緑茶の葉や、文字通り緑の葉がもつ 香りだそうです。 効果としては、香りを嗅ぐことで脳の神経細胞に 作用し、疲労を軽減するというものでした。 今日お話しするのは、その「疲労を軽減」で思い 出したある出来事の話しです。 それは数年前、私がアロマテラピークラスで講師 をしていた時のことです。 普段の仕事と掛け

          真夜中のレモングラス

          精油の話し。質について思うこと

          こんにちは、瑠璃唐です。 日々の生活に落ち着きを取り戻し、ようやく投稿 に至りました! 今回は、精油の質について思うことを書いてみま した。 頭に描いていたいくつものブレンドを実現する ために、持っている精油の入れ替えを始めた ところから話しが始まります。 精油は年に数回、新しいものに入れ替えます。 その時は、気になっていた香りを追加したりして もうワクワクします! 私はそんなに沢山の会社のものや、種類を試して いるわけではありませんが気に入ると続けて買う ことが多いです

          精油の話し。質について思うこと

          精油の話し。自己責任という使い方

          久しぶりの投稿です! ようやく立ち上がる気持ちになれた、といった ところでしょうか。 立ち上がった私は時間もあり、精油についての 調べものなどを再び始め、びっくりしたことが ありました。今日はそのお話しです。 まず、精油の飲用についてです。 私が勉強し始めた頃は、精油を飲もうなんて考え る人はそうそういなくて、話題になることがまず ありませんでした。 そんな感覚のままネットで目にしたのが、飲み物 に混ぜたり、食べ物に数滴落としたり、といった ものです。ひぇ~ってなりま

          精油の話し。自己責任という使い方

          香りのものを選ぶ時

          こんにちは、瑠璃唐(るりとう)です。 今回は数多ある、香りの商品のお話しです。 今までインテリアの一部だったルームディフュー ザーが、最近ではフレグランスとしてコーナーが 出来ることも普通になってきました。 「香りのもの」として括られるたくさんの商品が ある中で、違いを質問されることが多くなって きたこともあり、まとめてみました。 ▪アロマとは香りの言葉 そもそもアロマとは「芳香」と言い、香草などの 植物から発せられる香り、というのが主な意味 です。なので、精油などの天然

          香りのものを選ぶ時

          精油のブレンドノート Ⅰ

          今回は5種類の精油を例に取り、 ブレンドとそれぞれの精油が何に向いているかを まとめました。 5種類の精油はブレンドだけではなく、幅広く 使えるものを選びました。 ▪初めに(必ずお読みください) アロマセラピーは医療ではありません。 精油は医薬品ではないことをご理解の上、 使用の際には必ず注意事項をよく読み、 自己責任のもと正しくご使用ください。 特に、妊娠中や慢性的な病気のある方、服用中の 薬がある方など、健康状態の気になる方は 医師に相談の上、ご使用くださいますようお

          精油のブレンドノート Ⅰ

          気づかない場所

          「身体表現性疼痛」という言葉を初めて 聞いたのは、アロマセラピーのセミナーで メンタルヘルスケアの授業を受けた時でした。 現在の病名は「身体症状症」といい、検査などで 身体的な疾患が認められないものの、症状が続く というものだそうです。 抱えきれないストレスが症状となって表れる、 という説があるそうです。 その言葉を聞いた私は、頭の中に、ある出来事を 思い浮かべるのでした。 その痛みは突然やって来ました。 右足付け根のあたりに、いきなり激痛が 走ったのです。 あれ?

          気づかない場所

          ブレンド作りのポイント

          これまで精油について、基本的なことをお話し してきました。 今日は精油をブレンドして、香りを作る時の ポイントをまとめます。 ( 今回の内容は、芳香浴を想定したものです。) 特に決まった作り方はありませんが、 精油は種類も多く選択の幅も広いので、 ひとつの例として参考にしていただければと 思います。 ▪ 香りを作るとは精油は1本で使っても、もちろん良い香りの するものですが、数種を混ぜ合わせることに よって、よりいっそう豊かで奥深いものに なります。 例えば庭があったとし

          ブレンド作りのポイント

          ひのきの森

          今から数年前、国産精油の催しに参加した時の 話しです。 いつものように細長い試香紙を二つ折りにし、 二種類の精油をつけ、「ブレンドだ。」と 独りごとを言って、ぱたぱたと振り回す。 店頭にはパネルが用意され、映し出された 美しい森にはあざやかな光が射していました。 写真の森を彩るかのように、芳香分子が ふわふわと空中を舞います。 夕方頃、そのパネルの前に一人の男性が立って いることに気がつきました。 私は試香紙に精油をつけて「どうぞ。」と 手渡しました。 受け取ったその人

          ひのきの森

          精油の基本的なこと Ⅲ

          マッサージオイルを作る時のポイント精油の使い方の一つとして、 マッサージオイルがあります。 作る時に注意する点などまとめてみました。  マッサージオイルは、精油の原液を キャリアオイルと呼ばれる植物性の油脂で 希釈したものです。 通常は、5mlのキャリアオイルに対して 精油を1滴(=0.05ml) で希釈することを基本にしています。 [0.05ml÷5ml×100=1%]  これで1%濃度になります。 ボディ用としておすすめの濃度です。 顔などに使う場合は、0.5%濃度

          精油の基本的なこと Ⅲ

          精油の基本的なこと Ⅱ

          精油の選び方 数ある精油の中から目的のものを選ぶ時に、  少し役に立つかなと思ったことを、  まとめてみました。   精油の原料は植物です。 野菜やお米のように、天候や日照時間、 栽培地の違いなど、その植物の育った環境 によって香りに違いが出てきます。 香りが違うということは、成分も違ってきます。 成分が違うと効能も違ってきます。 また抽出方法によって、採取される成分や成分数 などに違いが出てくることがあります。 例えば柑橘精油を圧搾法で抽出すると、生に近い 状態で成分が

          精油の基本的なこと Ⅱ