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植物の話し。

こんにちは、瑠璃唐です。
ひとつ前の投稿からずいぶん日が経ちました。
その間、時々アカウントを開けてみては
記事を読み返したりしていました。
ダッシュボードに数字が入っているのを見つけると
たまらなく嬉しくて、ハッと画面に見入ります。
読んでくださった皆さん、ありがとうございます。

今日は「植物のエネルギー」について、少し思った
ことを書いてみました。
といっても何か化学的なことではなく、話し出した
ら止まらない私の大好きな植物の話しです。  

植物は植えるのも見るのも好きですが、
何より嬉しいのは、その背景や生き方の物語に直接
触れた時です。

今からずっと以前のことですが、たまたま出掛けた
植物公園で「百年に一度花を咲かせる」と言われる
植物の開花に出会ったことがありました。
名前を、青竜舌蘭(アオノリュウゼツラン)と言う
その多肉植物は、私の背丈をはるかに超えていて
用意された脚立に登ってようやく、花束のような
黄色い花を見上げることが出来ました。
何より驚いたのが足元で、大株のアロエをさらに
倍にしたような大きさだったのです。

職員さんの説明はこうでした。
「その大きさは、数十年かけてたっぷり栄養をため
込む為のもの。その栄養が花に注がれると開花後の
葉はしおれていき、その花が実を結ぶと次には全て
が枯れてしまいます。」
まるで大きな生き物のような姿形を前にして、
それ以上に圧倒されたのが、その生き方の潔さ
であったことを今でも憶えています。

これは、青竜舌蘭の一回結実性という性質です。
それだけのことなのでしょうが、
何も厭うことなく朽ちてゆく、これだけのものが?
そう思いながら、その場に立ちつくしていました。

植物は種一つとっても、軽く羽のようなものをつけ
て遠くに飛ばすもの、硬い殻で覆い難を逃れるよう
に守るもの、いろんな方法で生きる術を持ちます。
大きな葉はたくさん光を受けることを可能にし、
溝のある葉は雨水を根に流すためにそうあります。
その様々な姿形ですら生きるためのもの。

水や光を求めて根を伸ばし、
存続のために出来ることを常に探し続ける意志は、
何の躊躇も無く種族のことを思い、
置かれた場所で懸命に生きようとするまっすぐで
力強い生命力だと思っています。  

そして精油はそんな植物が作り出すものです。
もちろん、植物が生きるために重要なものとして
作ることに間違いはないでしょう。

エネルギーは目に見えづらいものではありますが、
精油の香りを人が心地良いと思うこと、
様々な効能として受け取るものは、
まぎれもなく「植物のエネルギー」であると
私は思っています。

一滴に込められた植物の恩恵を受け取るたびに、
精油があること、そしてそれを伝え続けてこられた
方々がいることに感謝をいたします。

今日も最後までおつきあいいただき、
ありがとうございます。
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