【自問自答】どうして買ったのかよくわからないのに、急に活躍することになったシャツの話

数年前からこの時期になると会社にほとんど毎回着て行っているシャツがあります。
色はサンドベージュの無地で綿100パーセント、サイズは少し大き目ですが一般的な形のシャツです。

このシャツはよく駅ビルに入っているブランドで買いました。
そのブランドも駅ビルも普段はあまりチェックの対象にはしていないところです。

サンドベージュという色はPCスプリングからすると一般的には似合わなそうなイメージですし、オーバーサイズで直線的な綿のシャツというのは顔タイプフェミニンからも外れています。
すごくナチュラルな感じなので骨格ナチュラルには合っていると思います。

何でこのシャツを買う気になったのかは思い出せないのですが、買ったばかりの頃はやはり嬉しくて沢山着ていました。
でもある時からこのシャツを見なくなったことに気がつきました。

まだ買ってからそんなに年月が経っていないし、先に処分した方が良いような服も沢山あるのにどうしたのかな?と不思議に思いつつも、やはりどこか印象が薄かったのか、深く追求することはありませんでした。

母親が亡くなった時、お世話になっていたホームから母親の衣類が返って来ました。
入所した際に家族が実家から持っていったものです。
整理していたら例のシャツが見つかりました。
多分私が実家に着て行った時に忘れて帰って母親の服に紛れてしまったのだと思います。
その時の服はほとんど処分しましたが、このシャツは返してもらうことにしました。

ところが、この後このシャツが急に活躍することになります。

当時はちょうど世間が完全なテレワークから、週1回程度の出社を推奨しだした時期と重なりました。
この働き方だとノートパソコンを持ち歩くことが必須となり、私もパソコンや電源ケーブルなどを無印良品のしっかりしたリュックに入れて通勤するようになりました。

他の女性のようなフェミニンな服装に憧れてはいたものの、いろいろな意味で不器用なのでつい動きやすさを優先してしまっていました。
つまり、パンツにスニーカーにスウェットと行ったよく言えばカジュアルですが、私がこういう服装をすると「山から降りて来た人」のような感じです。

そんな時に、例のシャツをコートの代わりに羽織っていくことを思いつきました。

丈夫な綿のシャツなのでパソコン入りのリュックで多少摩擦があったとしても安心です。
日差しよけにも冷房よけにもちょうど良くて、下に着るものも選びません。
むしろシャツの色味自体が渋いので、下に綺麗な色のTシャツやレースのカットソーなどを着ても引き立ててくれて良い感じになることがわかりました。

使いやすいことが分かってからシーズン中は必ずと言って良いほど着ています。
ただこういった服はわざわざ探して買おうとすると意外とぴったりなものが見つからない気がするので、これからも大切に使っていこうと思っています。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

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