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【自問自答】母の翡翠と私の翡翠の話

私は今実家の片付けを頑張っているところです。

そして母親の残した服やバッグ、アクセサリーをこれからどうしようかと途方に暮れては最終的にはどうにかなるだろうと思って先延ばしにし続けています。

私の母親はブランド品や高価な物はほとんど買わなかったのですが、近所の商店街や駅の地下のポップアップで売っているようなものをよく買ってきていて、私にも少しデザインが違うものを買って来てくれたりしました。

昔の人なので「可愛いものを見つけては買うこと自体が好き」という感じで意外と実際には使ってはいなかったようです。

旅行も大好きで、私なんかよりずっと沢山海外にも行っていたのですが、お土産としてご近所で買っているものの延長線にあるようなアクセサリーや洋服類をよくもらいました。

ちなみに私はと言えば物をもらうと喜びを最大限に表現するために、くれた人と出かける時に使ったり、いつまでもいつまでも持っていて感心されたり呆れられたりしていました。

ある時、母親が小学校の同窓会で中国に行ったことがありました。

その時に翡翠のピアスをお土産にくれました。
ハート型の地金の中に翡翠が一粒揺れる可愛らしいデザインのものです。

私もその頃は流石に少しは分別がついてきていて、貰ったものを見て「これは所謂【貴金属】ではないだろうな」と思いました。

でも「翡翠を買ってきた」と嬉しそうに言っているので、特に何も言わないで頂いておきました。

ところで私も母親の血は受け継いでいるため、所謂ブランド品ではなくてもお得に買えるお店でよく買い物をしていました。

上野にサイズが合えば1000円台でシルバーのリングが買えるお店があって、若い頃は指がとても細かったのでサイズが見つかることもあって愛用していました。

そのお店で今まで見たことのない石のついた指輪を見つけました。

円柱を真ん中から半分に切ったような形(上から見たら半月)で色はマットな薄紫色でした。

こんな大きな石がついている指輪は持っていなかったのとシンプルなデザインと確か1900円くらいのお値段が気に入って購入しました。

そんなに派手ではないため親戚の集まり(法事)にもして行けて褒められたこともありますが、他の指輪がほぼ定番化しているのでこの頃はあまり使う機会がなくなっていました。

さて、ここから本題になります。

以前から気になっていた翡翠の専門店のポップアップストアが開催されるという情報を得て行ってみることにしました。

販売の他にリフォームなども受け付けてくれるということだったので、それなら鑑定もしてくれるかも知れないと思ったのです。

別に母親を疑う訳ではないですが、高価なものなら、手入れの方法を確認したいと思ってのことでした。

見ていただいた結果は、母親が買ってきたピアスはやはりアクセサリー的なもので石も翡翠ではないということでした。

でもアクセサリーとしては十分使えると言ってくださったので、これからは寧ろ気軽に沢山つけて出かけようと思うようになりました。

そして、もしかしたらこれも翡翠の仲間かもしれないと思ってつけていった上野の激安リングが「これはとても良い『ラベンダー翡翠』です」と言ってもらえてびっくりでした。

正直揶揄われてるのかな?と少し思ったのですが、意外な展開で嬉しかったです。

ピアスもリングも貰った時や買った時よりもデザインが自分に合って来ているような気がします。

ピアスの方はハート型が可愛すぎるかな?と思っていたのですが、年齢と共に可愛いらしくて優しい感じのものを顔まわりに持ってきたくなりました。

またリングの方は逆にシンプルすぎると思っていたのですが、色も形も上品で大人らしく今の自分が使いやすくなっていることに気がつきました。

これからこの2つの翡翠を活躍させたいと思っています。

実は更に盛り上げるために新たなアイテムも入手したのですが、それは別の機会に書きたいと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

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