【詩】だけど涙は透明だろう

たとえば僕の直ぐそばで
富める者がなにか失っていて
この世界の反対側で貧しい者が
なにかを得ている
真っ赤に燃えて 灰になって
だけど涙は透明だろう

あなたが深く悲しんでいて
わたしが実に喜んでいる
結果を溶かしたヨーグルトのよう
ひとさじ食べて呪って祝う
見上げて厚く ブレる星空
やはり涙は透明だろう

右に行けば左がよくって
左に行けば右がよいよと
真っすぐ行けば振り返れと言われ
後ろを向い

もっとみる

痛いくらいが丁度いい。

「兄さん、やっぱりやめようよ……今日じゃなくてもいいでしょう? お願い、今度にして」
 ベッドの縁に座ったまま、そわそわもぞもぞと落ち着かない僕の傍らで、一番上の兄は慣れた手つきで準備を進めて行く。
「大丈夫。すぐに終わるさ」
「だって心の準備が……」
「そう言ってこの間も逃げただろう? 二度目はないよ」
 嗜めるように大きな掌が僕の赤毛を撫でた。その長い指に癖っ毛を鋤かれると、僕は何も言えなくな

もっとみる

翡翠のスカート

ナイフの日と水周期 を担いでいる

マヤの神様  チャルチーウトトリン

宝石を身にまとった神様

宝石…どんな宝石?

調べてみたら

翡翠のスカートの女  を意味する

アステカの水の神 

シカの神様 トラロク の妻 もしくは姉妹

と言われている。

翡翠のスカート  …

翡翠の緑は様々な種類があるけれど

戦いの神だから  

柔らかな色合いではないのかな?

パレンケの 神殿 王墓か

もっとみる

花とジュエリー

今日はお花とジュエリーのお話。横浜の中でも私が住んでいる地域は観光に来る方も多くて、毎年「全国都市緑化よこはまフェア」というのを開催しています。山下公園や横浜スタジアムも綺麗ですが、なんといっても港のみえる丘公園とローズガーデンは今本当に見頃!

東京で生まれ育った私にとって昔は横浜って遠い場所でした。とりわけパシフィコ横浜に用事がある時にだけ行っていた ”みなとみらい地区” は私には人工的すぎて

もっとみる

天からの授かりもの

とっても久しぶりの投稿になってしまいました。怒涛の3月、4月を通り抜け、やっと一息ついています。しばらくSNSもお休みしておりました。

この間は例年の展示会シーズンとは全く違う大変さがあって、年明けから展示会の準備の加えて、SELSHA の単独サイトをオープン、バンコクで販売しているラインのリブランディング、宝石学の勉強と一気に同時スタート。そして展示会の後に分かったことでしたが、そんな忙しい日

もっとみる

翡翠の龍(日常の中の不思議ファイル 25)

友人Hと旅行に行った時、
Hは翡翠の龍を買いました。

深い緑色をした、掌に乗るくらいの大きさの龍です。

ある時、他の友人たちと初日の出を見ようということになり
車で海に向かっていました。

一旦近くに住む友人のところへ寄るのでまだ夕方
それでも、冬の日はすぐ暗くなるので
6時くらいだというのに真っ暗。

4車線の広いバイパスを走っていた時です。
初めての道なのでそれほどスピードは出さずに走って

もっとみる

『魔法の宝石アレキサンドライト』

ジュエリーの制作やデザインの仕事をしている長い歴史の中で、この「アレキサンドライト」という宝石を語らない訳にはいかない!。そんな至極の逸品として正に『変色する宝石の王』とも、世界の五大宝石(貴石であるダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルドの四大宝石にプラス一大宝石として加えられて)に名前を連ねる中でも宝石愛好家が憧れとしてこよなく熱望し『ダイヤモンドを凌ぐほどの宝石の王様』と崇められ君臨して

もっとみる

【庭園】翡翠の街

都内某所。午前一時。ビニール袋をぶら下げて横断歩道を大股で歩く。時々人とすれ違うけど何も起こらない。そうかこれが当たり前なんだなと溜息をついた。ほんの一年前だったらわざとぶつかられたり、唾を吐かれたりするのが普通だった。それが今はこれ。呆れてしまう。
家に帰って袋から小さな箱を取り出す。説明書はなく、側面の印字のみ。中には赤い腕時計型の端末が入っていた。庭園の名前も書かれていたが、漢字が難しくて読

もっとみる

トレンドは2年後にやってくる!

今日は私のトレンド嗅覚のお話です。
以前インスタグラムにもチラっと書いたのですが私は独立する前の7年半、素材を扱う会社に勤めていたので、職業病というか素材に対する嗅覚がぐっと発達しました。私が流行を作っているわけではもちろんないんですが、自分が良いと思う、欲しい、という直感的な感覚に従うと、ありがたい事に結構当たるのです。これが自分がバイヤーに向いていると思える大きな理由。

例えば今回の春の展示

もっとみる