イベントで。友達との再会で。

12/17 イベント(於東京ビックサイト)に行ってきました。
このイベントは主に二次創作の同人誌即売会で。(ここからちょっとマニックな話がはじまるよ笑)
しかも今回はカップリングオンリーイベントというのが併設されており、(そもそもカップリングってなんぞや? って話ですが、それは後述)同人誌を印刷するときに提携印刷所さんが発行してくれる「投票引換券」というものに、開催してほしい『カップリング』を書いて投票して、それが50枚集まるとそのカップリングプチオンリーがイベントのなかで開催されるという仕組みになっています、たしか。
現在のところ、12月と6月に開催されています。

 さてここでカップリングの説明ですが(知ってる方は読み飛ばしてくださいね)、そもそも二次創作は、その元になっている作品を『無許可』で、言ってみれば『個人の完全な楽しみと、その熱情を吐露するために』自費で本にし、同好の士に読んでもらったり、頒布したりする活動です(ほかに完全にネット場だけで作品を投稿している方々もいる)。
 で、原作(漫画・映画・ドラマ・演劇など)の作品ごとにジャンル分けが行われているわけですが、さらにそのなかで、女性向けの、作品中の登場人物をBL作品にしているのが、そのジャンルでのカップリングとその種類ということでございます。普通のイベントではジャンルごとにごちゃっと一纏めにされて配置されているのですが(多少同じカップリング配置の配慮はあり)、投票で決まったこのイベントは、完全に同カップリングごとに棲み分けされた配置になります。いわば、作り手側の投票によって開催されるイベントなのです。
つまり、箱推し(カップリング要素なし)の同人誌は入っていないといおことなのですが、……
ここまで大丈夫ですか?^ ^

 説明が長くなりました、すみません。

 で、私が作っている本は某漫画の某カプで、今回はそこに配置されました。
 更に、このカップリングでは、有志が、賛同したサークルで作るアンソロジー集や、人が通るときに見えるように三角形のロゴ入りフラッグを(机から垂らす)それぞれに配ってくれたり、その他さまざまな企画を用意してイベントを盛り上げました。

 (大体こんな感じなんですが、伝わってますか〜?(;'∀'))


で、私は新刊とポストカードSSとお品書きとチラシを作ってイベントに臨んだわけなんですが、いつも一人参加の私が、今回は珍しく友達を誘ってみたのです。

 その友達は高校の同級生で、離れた地域で暮らしています。色々な事情もあってここ、ン十年、リアルでは会えていなかった人でした。十代の頃に知り合って、卒業後はそれぞれお互いの人生があり、SNSでは連絡を取れていたけれども、『会う』ということにはならなかったのです。でも今年の8月に誘ってみたら(あ、良い忘れていましたが彼女はオタク、つまり同好の士です)久しぶりで上京してみたいと返事があったので、都内住みの私も今回はイベントに前乗り(前泊)することにしてホテルを手配しました。
 それで、イベント前日に無事再会となったのですが、会って1秒で、まるで昨日まで一緒に話していたような感覚がよみがえって、そこからは喋り倒しました(^o^)
 彼女は久しぶりの東京なので、一応私がアテンドして、オタク的に嬉しい場所にいき(笑)、合間合間に休憩と称してはカフェでパフェやお茶をいただいたり、その間もずっと喋り続け、夜になってからチェックイン。
 翌日イベントでは、彼女はものすごく優秀な売り子さんぶりを発揮してくれ、両隣のサークルさんたちとも上手にコミュニケーションを取ってくれて、おかげでとても和やかな雰囲気でイベントの一日を過ごすことが出来ました。
 私一人だとなかなか手が足りなかったり、そして人付き合いが極端に苦手な民なので、どなたかと一緒にいると、気疲れ、というか、本当に疲労困憊してしまうのです。
 ですが、今回は昔から知っている友人が一緒だったから、いつもの、頓服薬を飲まなければならないほどの疲れは全く感じることなく、本当に楽しく一日を過ごすことが出来ました。

夕方、東京駅まで送り、彼女は新幹線で帰っていきました。

2日間一緒にいていろんなことを楽しくお喋りできたことで、すごく癒やされてリフレッシュすることが出来た気がしました。

実はその友人とは、高校の時はクラスも違っていたし、本当にオタク繋がりの友達でした。
私はここでたびたび書いていますが(あれ、書いていましたっけか?^^;)、十代、二十代の頃は、生きていくのに本当に大変な時期で(主にメンタルからくる内蔵疾患の嵐)、彼女にも、今思えば本当に申し訳ないのですが、酷い言葉を口にしてしまったり、距離を置いたりしたこともありました。
 そんな駄目な私を見捨てることなく、切ることもなく、付き合ってくれた彼女には感謝しかありません。
 で、年齢も重ねて、でも、お互いオタクであることは変わらずで、近年になって推し作品が近くなってきたこともあり(?)、よくやり取りをするようになっていた関係なのです。
 いろんな人生の荒波に耐えたり押し返したり、或いは受け流してきた彼女は、美しく穏やかで優しい女性になっていました。お互いに最低限の気遣いしながらの会話はとても居心地よく、愉しいものでした。

 距離的なことや、彼女の生活もあり、今度いつ会えるのかは分からないのですが、高校のときにはおそらく思いもしなかった、こんなに長く続いた関係を、これからも大切にしたいと思っています。

おわり〜(^^)

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