9/17「石田三成@SEKIGAHARA」に行ってきた!!

関が原といえば戦国時代での超有名スポット。一度行ってみたいと思っていたんだけど、今年は石田三成(西軍)から見た関が原って感じの西軍デー。(資料館を訪れた人が投票をしていく、2023年関が原は、なんと西軍(豊臣方)が勝利をおさめたそうで、そんなお祝いムード(?)での「石田三成氏」に関する講演会&トークショーを楽しんできました!

一部は、立教大学の谷徹也准教授の講演。まだお若くていらして、面白く密度のある資料を作ってくださり、それを見ながらいろんな観点から解説。わかりやすい! そして伝わる光成愛! テキストに書き込み、持ってったノートにも6Pほどがーっとメモしてきた!帰宅して自分で書いた字が良く読めないのがくやしいところでありました。でもとても熱の入った講演で、一時間半があっという間でした!

休憩挟んで二部は、谷先生と、石田三成@ZIBUさん、それから歴史アーティストというさくらゆきさんの三人で、関が原と石田三成について熱い鼎談。
@ZIBUさんは、ワタシ何年も前からフォローしていて、いつも含蓄に富む話や面白過ぎる語り口に笑ったり癒されたりしています。

そんなZIBU様、武将スタイルで登場。あの草鞋とか、甲冑とか、どうやって手に入れたのか分からないけれど、なんだかかなり本物っぽくて、やっぱり光成愛をここでも感じました。

そして、谷先生、ZIBUさんともに声がお若い!高い!ZIBUさんは私がツイッターでみていたイメージからすると随分お若い感じがしましたです。(一体何歳を想像していたのかは内緒です)

歴史好き、戦国好きであろうお三方のお話は、ちょっと観客置いてきぼりにしてないか~?というほどの次元の高さ(つまりオタク)でしたが、客席もしっかりついてきているご様子、むしろ前のめり。さすがです。やっぱりこの日に関が原に参集する方々だけのことはあると思いました!(^^)!
それにしてもかなり濃い~い話で、私は戦国はそこそこスキだから大丈夫だったけど、いきなり「島津がね~」とか「吉川広家からも雪舟の屏風をもらってるんですよ~、だからもしかしたら、(光成氏は)友達多かったかもしれない」なんてユニークな話も飛び出してですね、とにかく楽しかったです。

お三方の深い知識と、光成愛がガンガン押し寄せてきて、頭のなかが楽しい洪水状態でした。

特に敗軍の将のためか、とかく悪く言われる石田三成像を、今まで発見されている資料をもとに、たくさんの誤解があるというお話には深く頷きました。日本て「勝てば官軍」の国ですもんね。(まあ外国諸国もそうですが)

そんななかで、こんなに丁寧に、光成の功績や才能を伝えようとするみなさんの熱意にとても感動しましたです。

とかく武人ではなく文人官僚のイメージが強い総大将の光成氏ですが、太閤検地のときに非常に活躍したエピソード、「検地は戦、在地の人々とのやりとりをこなした彼は、かなり胆力があったのではないか」との考察になるほど、とうならざるを得ませんでした。

特に、「史実で関ヶ原の戦を西軍が勝つにはどうすれば良かったか?」という議題では、秀吉が亡くなったタイミングと言うのが、対外戦争(朝鮮出兵)も未集結で課題山積み。でほかの武将が次の天下人は家康殿でしょう、という意見に固まりつつあるなか、秀頼が西の毛利輝元(中立)を引っ張り出せなかったのが大きい、と分析。(ZIBU様、「来年の(関ヶ原の)課題ですね、とご発言(笑))
歴史にifは、意味がないとは言われるけれども、秀吉亡き後、旧戦国大名と、運営・スタッフとしての五奉行でのパワーバランスが成り立ちつつあったところに、秀吉の友でもある前田利家が亡くなったことでこれが崩れ、組織としての一体化が望めなかったことも原因のひとつ、という見解でした。

関が原、それに続く大阪夏の陣は豊臣氏滅亡の大きな事件ではあっても、その内側(特に西軍の)は殆ど知らないことばかりだなーと改めて思った次第です。
でも、谷先生、ZIBUさんが楽しく愛をもって語ってくださったおかげで、いよいよ石田三成ほか西軍がスキになった気がします!

とはいいつつ、大河ドラマ「どうする家康」は毎週見る所存です。松潤かっこいいし。

なにしろ、真田信幸、大谷義嗣と光成殿との関係は、資料が多くなく、いまだ未知数のところが多いのだとか。そして三成殿ご本人に対しても、まだまだ発見されていない書状なんかがたくさんある御様子…!

いろいろと新しい発見が待たれるホットな分野、それが石田三成の世界なのですね。

今回は、かなりの弾丸ツアーで、お土産屋さんもあまり見てこれなかったのですが、ZIBUさんデザインのキーホルダーは購入することが出来ました!!\(^o^)/

次回はぜひゆっくりと余裕を持って関ヶ原の風景も楽しみつつ、歴史に思いを馳せたいと思っています。

※歴史好きなのに、どれひとつきっちり覚えていない私の曖昧文章を読んでくださって、本当にありがとうございました!(*^^*)

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