[バスケ観戦メモ]男子日本代表東京オリンピック_グループリーグ vsアルゼンチン

グループリーグ3戦目にして、結果的に日本のオリンピック最終戦となってしまった。
前回の記事はこちら。


試合内容

最終スコア ●日本 77-97 アルゼンチン○

世界ランク4位の強豪国に前半は食らい付いたものの、地力の差を見せつけられ敗戦。色々言いたいことはあるが、チームとして積み上げてきたものの差+個人のスキルの差がそのまま結果に表れた形。世界とダブルスコアをつけられていた段階から、世界のトップと公式戦で20点差レベルにまでは近づくことができた。ここからどうしていくかはJBAの腕の見せ所だ。

選手評(10点満点)

背番号順に。

#2 富樫 PG
評価:7点

富樫のプレーが悪かったというより長くプレータイムを引っ張りすぎて優位性が全くなくなっていた。やはり代表レベルではポイントでのスコアラーとして活躍するしかないので、今日のように時間が長いとディフェンス面で相当厳しい。フリーのシュートの確率も悪く、難しいシチュエーションだった。


#6 比江島 SG
評価:9点

ギャビンのアクシデントがあり急遽スタメンに抜擢。正直個人技の範囲では(相手からのマークのキツさの強弱はあるが)1番やれてた。ドライブでフィニッシュまで持っていけるその突破力はやはり他にないものがある。当面は比江島に引き続き代表を引っ張っていってほしい。


#8 八村 SF
評価:7.5点

彼の場合期待値が大きすぎるのでそれを加味しての低評価だが、勿論相手のマークは八村にだけは何もさせない陣形を組んできていた。そこで周囲を生かせるようなプレーができると良かったが、チーム戦術もそこまで追いつかず。まだ八村はNBA2年目。次のW杯、パリ五輪ではさらに日本代表としてフィットして欲しい。


#9 ベンドラメ PG
評価:DNP

富樫が出ずっぱりだった2Q、絶対ベンドラメ入れたほうがよかったでしょ…。

#12 渡邊 SF
評価:8点

八村と同じくマークは厳し目だったが1Qに一本でもシュートが入っていたら…。ディフェンスや随所でのハードワークは変わらずよかったが、やはり線の細さからくるリバウンドでの競り負けや普段やらないプレーまで担うことによる疲労は隠しきれなかったか。キャプテンとして良くチームをまとめてくれた。これからの伸び代にも期待。


#14 金丸 SG
評価:7点

さすがにあのシチュエーションでいきなり投入されて数本だけシュート打ってさよならは難しすぎる。いくら金丸といえど。フロッピーセットも完全にアルゼンチンに読まれており、よりバリエーションを用意してあげられなかったベンチの責任か。

#18 馬場 SF
評価:9点

今日は本来の彼らしいプレーが随所に見られた。やはり3&Dとしては一級品。外も良かったし、何よりトランジションでスティールからのダンクなど素晴らしいものが見られた。代表だと特に難しく考えすぎていた感があるので、振り切って役割に徹底させてあげたい。


#23 エドワーズ PF
評価:DNP

ギャビンがいれば…というシーンがいくつもあった。やはり史上最強の日本代表において欠けることはできない帰化枠だったので今日出られなかったのは本当に残念だったが、早く治してほしい。

#24 田中 PG
評価:8点

ファールトラブルとオープンスリーを数本外したのは残念だったが、その他はいいプレーを続けていた。特に苦しい時間帯にペイントへドライブできていたのは今後に向けても好材料。急増ポイントガードとして難しいチームを任された中でやれることはやった。


#32 シェーファー C
評価:7点

出場時間があれだけではなかなか持ち味も出せず。


#34 渡邊 PF
評価:DNP

ギャビンがin troubleなのに使われなかった。。なんのために選んだんや。。

#88 張本 SF
評価:7点

打てるシーンで打たなかったジャンパーが悪印象だが、その他は悪くはなかった。ただ、違いを生み出すには至らず。

まとめ

正直、予想通りの結末ではあった。日本がバスケで世界トップランナーに勝つのは現実的にはかなり難しい。
ただ、一瞬だけでももしかしたら?と思わせてくれる魅力が今回の代表にはあった。日本バスケは何も終わってない、これから。

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