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【確定版】個人的2023年夏アニメランキング

はじめに

夏アニメお疲れさまでした。恒例のクール総括記事です。

さすがに春アニメの総括記事さぼりすぎだろって自分でも思ったので多少真面目にやります….笑
ちなみに対象は2023年夏にTVで新作放送されたアニメです。再放送や昔のOVAや映画のTVエディション(今期だとファフナーとか)は入りませんので悪しからず。

春アニメはこちら。

評価基準

・5項目の8段階評価(0~7点)の35点満点。
・なぜ7段階かというと以前まで使っていたランキングアプリの仕様。結果結構納得のいく基準なのでそのまま採用。
・シナリオ重視派なのでシナリオに厚めに配点振っています。
<ポイント基準>
0:非常に良くない、1:良くない、2:あまり良くない、3:平均的、4:平均以上、5:良い、6:凄く良い、7:最高水準

  1. シナリオ(単話単位):週間アニメランキングでも発表している各話単位の点数の平均値で採点。平均点が9.2以上で7、8.7以上で6、8.4以上で5、8.0以上で4、7.5以上で3、7.0以上で2、6.0以上で1、6.0未満で0。

  2. シナリオ(全体感):全体通してのシナリオの筋の通り方、伏線回収、軸のぶれなさなど、単話単位でカバーできない要素を評価。

  3. キャラ・アフレコ:キャラクターのパーソナリティ的な魅力・個性、キャラデザ、声優のアフレコが合ってるか。

  4. 作画・音楽・演出:作画のクオリティ、OPED/劇伴のクオリティ、アニメーションとしての演出のうまさ。

  5. 世界観・構成・設定:世界観・設定のうまさ、クール通しての構成力など。

<Tier基準>(総合pt準拠)
33pt~:S+
30pt~32pt:S
27pt~29pt:A
24pt~26pt:A
21pt~23pt:B+
18pt~20pt:B
15pt~17pt:C+
12pt~14pt:C
~11pt:D

ランキング本編

※Annictの作品ページへのリンクあり。
※各総合Ptの内訳はスプシをご確認ください。

Tier:S+(33pt~)

該当なし

Tier:S(30pt~32pt)

1位:呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変 総合pt:30pt

今期覇権は呪術かな。特にクール前半パートに当たる「懐玉・玉折」の面白さが群を抜いていた。五条悟と夏油傑、二人の青春自体が舞台で、かつてあった友情が因縁に変わっていくまでを描いたパートだったんだけど単なる過去編にとどまらない物語の最重要エピソードとも言える内容になっていて最高に面白かったしクオリティも申し分なかった。個人的に呪術は1期全然ハマらなかったんだけど、そういう人にこそこの「懐玉・玉折」は刺さったかもね。あとアニメを評価するうえで重要な要素の一つに音楽があると思うけど、オープニングテーマの「青のすみか」がぶっ刺さった。楽曲としてのクオリティは勿論のこと、アニメ本編の解像度を一気に上げてくれるオープニングで素晴らしかったね。
渋谷事変はいよいよ五条先生もとんでもないことになってきて、秋クールが本番だと思うのでそちらにも期待しています。

Tier:A+(27pt~29pt)

2位:BanG Dream! It's MyGO!!!!! 総合pt:29pt

バンドリシリーズ最新作にして全く違う方向に尖らせてきたアニメ。めちゃくちゃ良かった。正直最初の方はこの尖り方とアフレコの不安定さに不安しかなかったが、人間らしさ全開のギスギスやぶつかり合いすれ違いのオンパレードに気がつけば目が離せなくなっていた。そこにライブシーンの映像、音楽のクオリティとそこに至るまでの過程がうまく重なり合って素晴らしいアニメになっていたね。特にそよさんが本性表してからはずっと面白かった。キャラクターの動かし方もとても良かったね。
最後はAve Mujica登場させて続きもまだまだやりそうな感じだし、バンドリさらに盛り上がっていきそうだな。アニサマでMYGO!!!!のライブ観たけどめちゃくちゃ良かったので単独も行きたい。

3位:政宗くんのリベンジR 総合pt:27pt

1期の終盤がアレすぎて自分の中ではかなり評価怪しいアニメになってしまっていたんだけど、長い期間をあけて放送された2期は個人的にめちゃくちゃ良く仕上がっていたなと感じる出来だった。やっぱり積み重ねって大事。
しっかりとラブコメとして”話をちゃんと進める”ことができてるのが偉くて、茶番エピソードでお茶濁したりせずに本筋のリベンジを進めつつその結果の誤解と和解を見事に描き切っていたね。特に終盤の怒涛の展開は凄かった。どっちにいくの、ってのが最後までわからなかったので良い緊張感で楽しめたね。
惜しむらくは映像面くらいだったけど、全体通して2期でシナリオこれだけ盛り返せるアニメはそうそう多くないよなぁ。

Tier:A(24pt~26pt)

4位:ホリミヤ -piece- 総合pt:26pt

1期が本筋だとすると今作品はその補完的な意味合いが強かったけど、それこそがホリミヤの真骨頂だったのかもしれないね。ラブコメは付き合うまでの過程が好きなので1期の方が個人的には好きだけど2期も”ホリミヤらしさ”全開で素晴らしかった。何気ない日常の切り取り方だったり、キャラの動かし方だったり、ホリミヤの世界は作者の頭の中を展開しているというよりもこの世界の中で1人の人間として各人物が生きているのがすごく伝わってくるんだよなぁ。

1期ではできなかった細かいキャラのエピソードだったり、堀家の深掘りだったり、でも結局最後は堀さんと宮村くんの2人の関係性にフォーカスして決めるべきところ決めてくれたり。本当に好きな作品だなぁ。

5位:無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 総合pt:26pt

学園編に突入して場面の変化は少ないもののその中でも本編に関わる部分は着実に進めてきてくれた印象。ただ、このクールの主軸はずっとルーデウスのED治療だったけどな!ずっと何度も下ネタやってるの本当に笑う。まぁこのきっかけがあったから学園に来てシルフィとの再会も出来たし転移のきっかけも掴めたしよかったのかもしれない。
アニメの作りとしてもオープニングとエンディングのアプローチ変えてきたりと試行錯誤が見られたし、2クール目も楽しみだ。

6位:ダークギャザリング 総合pt:26pt

全く期待してなかったんだけど思った以上に惹きつけられたアニメ。今期のダークホースの一つだったね。面白かった。
ホラーだけど怖さというより薄気味悪さとかアニメだからこその展開の自由さをうまく活用していて毎回見どころを作ってくれていたし、ヒロインの詠子のサイコパスさとかが癖になる感じでよかった。ざーさんのアフレコが光るね。
全く現代アニメ感がないテイストで進行も割と着実なので2クールやってほしいなと思ってたら2クールアニメだったの嬉しい。秋クールも楽しみ。

7位:アンデッドガール・マーダーファルス 総合pt:24pt

推理物としてはやや緊迫感に欠けたりする場面が多いが、そこは前提としてこの物語はファルス(喜劇)であるというものがあるので割り切れる部分か。黒沢ともよさんのアフレコがとにかく良かったね。本人もXで大きな転機となる作品になったと語ってました。
2話-3話毎くらいに事件発生→推理→解決を繰り返す構成なのだが本来の目的である輪堂の身体を取り返すというのに直接的に絡みそうな話よりも直接的ではないお屋敷の話や人狼の話の方が面白かった感はある。
多分展開的には続きやらないと収まりが効かないと思うのでいつか次が観たい。

Tier:B+(21pt~23pt)

8位:青のオーケストラ 総合pt:23pt

2クール目に入って一気に面白くなってきたアニメ。ぐっと人間ドラマ要素が増してきてそれに比例するように演奏に関しての演出も良くなってきてかなり好きなアニメになってきた。特に青野と佐伯の確執からの解消の流れは(放送中断というNHKならではの大人の事情はあったけど)めちゃくちゃエモかった。青野が不器用なりに周囲とのかかわりから成長をしていく様は見ていて勇気をもらえるよね。
執筆時点では最終回はまだだけど、ぜひ続きが観たい作品だなぁ。
映像面はお世辞にもいいとは言えないけど、それを無視したいほどに良い脚本だと個人的には感じている。

9位:わたしの幸せな結婚 総合pt:23pt

全体通してよくまとまっていたアニメで今期のダークホースだったかな。面白かったし、映像美も相まって見て損はないアニメ。
特に序盤から中盤にかけての展開は胸糞でもありつつスカッとする解決に持って行ったりと、時代背景をいかしたお家問題の描き方に凄く魅入られたね。妹(cv佐倉綾音)が良いヒール演じててアクセントになっていて良かった。ゆり江さんも救いだった。
異能要素は途中まであんまり出てこないしいらないなぁと思ってたけど最終的にはうまく絡めてたね。ただ、2期で異能要素が中心になると怪しい気もしてる…。
あとは、なんといっても美世の可愛さよね。上しゃまがめちゃくちゃ良いアフレコしてるし、卑屈だった女の子が前向きに変わっていくのを見るのは良いものです。

10位:死神坊ちゃんと黒メイド 第2期 総合pt:23pt

めちゃくちゃ2期っぽい2期という感じで無難によかったね。ダレスたちとの絡みも出てきて不死の呪いを解くまでの手がかりを掴んだ点は大きな進展ではありつつも解決まではまだまだという感じ。カフやザインの関係には進展があったりと外堀は結構埋まってきてる感はあるけどね。ちゃんと話し合いで解決するという決心もあったし。

あんまり進展がない回でもアリスからのちょっかいを中心とした絡みが面白かったので安定感はさすが。

11位:AIの遺電子 総合pt:22pt

ヒューマノイドと人間の共存を描いたアニメ。自分としてはかなり好みな作品だった。
近年のアニメのトレンドとして”誰にでも分かりやすく最後まで結論を書く”というのがあると思うけど、本作はその真逆をいった。毎話、いろんなテーマでAI社会が実現されたらこんなことが起こり得ますよ?というのを時にはコミカルに時には生々しく描いており、色々と考えさせられるきっかけになるよね。起こるかもしれない未来に対しての提唱、というような作品は好き。
逆に最後の2話くらいが本筋の先生絡みのエピソードだったけどあまり刺さらずだったので短話カットで後味悪いくらいの方が自分にはあっていたかな。

12位:魔王学院の不適合者Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ part1 総合pt:22pt

冬アニメからの中断を経て夏アニメとして完走。まずは無事に放送されて良かったね。

1期がどちらかというとテンポ良くアノス様の無双を見せまくるド派手な展開が多めだったけど2期はかなり一つの目的に対して入念に丁寧に描いてたエピソード。その過程の描き方や設定も練られていて良かったし、あるべき世界に修正するという目的も一旦は果たせてよかった。ウィスピーウッズのパチモンみたいな木が出てきたところで冬クールの放送中断になった時はどうなることかと思ったけどな…!

後編クールも楽しみだね。

13位:ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 総合pt:22pt

制作会社のBUG FILMSは今回が元請け初ということで本当に1話が衝撃的だったアニメ。1話のインパクトは圧倒的にNo.1だったかな。
結構この手の作品って2話以降勢いが落ちることが多いけど割とそんなこともなくしっかりと話の展開や演出を入れてきてくれていたと思う。ただ、いかんせん制作の都合や編成の都合で放送を飛ばしすぎ。結局夏クールだと9話までしか放送をしないことになってしまい勿体なかった。
あとはキャラも個人的にあまり刺さらずだったのでそういう意味でも世界観との食い合わせがそんなに好きじゃなかったのでインパクト>面白さとなってしまったかな。制作の気合は凄くいいと思うので最後までの完走に期待します。

14位:デキる猫は今日も憂鬱 総合pt:21pt

OLと謎にでっかい猫(ここだけファンタジー)の共生生活を描いたほんわか日常アニメ。癒し枠として優秀だったね。キャラクターがノンストレスなのが良くて、猫の諭吉はマジで献身的で優秀だけど猫の本能には抗えないし、なによりも幸来ちゃんが家ではめちゃくちゃポンコツで諭吉に頼り切りなのに会社では結構優秀なのがリアルっぽくて可愛かった。
Go Handsの3DCGって日常枠とのマッチ度微妙だよなと思ってたけど本作はそこもバランス取れてて良かったと思う。良いアニメでした。

15位:シュガーアップル・フェアリーテイル 第2クール 総合pt:21pt

綺麗な絵のタッチからは思い起こせないような結構ダークな内容もやるよでおなじみ(?)のシュガフェ。1クール目がなかなか衝撃的な引きだったからどうなることかと思ったけど結果的に個人的にはかなり好きな作品になった。

この作品のいい部分の大半は主人公のアンのキャラクターとしての魅力が担っていると個人的には感じてるので喜怒哀楽のさまざまな面を見せてくれるアンが2クール目は輝いていたね。アンとシャルの恋愛要素もかなりマシマシで直接的な表現も多くなってきて、その時のアンがめちゃくちゃ可愛いのよ…。乙女感が満載でとてもいい。あとショック受けた時の絶望顔がめちゃくちゃ可愛い。

本筋の銀砂糖師絡みの話の進め方も職人のしてのこだわりと、チームを率いて祭りに向けて作品を仕上げる大切さのバランスが良かったし、最終的に人間と妖精との共生のテーマも絡めて綺麗に締めてくれて良かった。このアニメ、好きです。

16位:るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 総合pt:21pt

るろ剣リメイク。るろ剣は実写映画とニコニコ全盛期の「フタエノキワミ」界隈(界隈?)の知識しかなかったのでアニメはほぼ初接種に近かったのでキャスト変更も全く違和感なかったね。フタエノキワミは日本語のほうが聞いてないしな…。
肝心の中身は正直まだまだ本領ではないかな、という感じ。クール終盤のオニワバンスタイルの話は政治的な側面で世界観を深堀とともに戦闘も良かったのでこういった側面でシナリオが展開されればされるほど面白くなっていきそうと感じた。早く伝説のシーンが観たい。

17位:ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~ 総合pt:21pt

原作未プレイだけど結果的にかなり好きになれたアニメ。ストーリー面は正直ありきたりな部分が多かったりでそこまでハマらなかったんだけど、とにかくキャラクターが生き生きとしてるのとそれを最大限に活かすべく映像面で”趣向”を凝らしているのが素晴らしかった。ライザといえば何かと100人に聞いたら100人が「太もも」と答えると思うんだけど、まさに制作スタッフもそこを理解していて、とにかく多いのよ太もものアップが…笑 え、今真面目なこと話してるよね!?ってシーンでも急にカットが差し込まれたりと本当にいい意味で頭おかしくてエッチで素晴らしかったです。もちろんそこだけじゃなくて、ライザ含めたいつもの3人にクラウディアが加わっていく過程とかのキャラの動かし方とか含めて良い面が多かったし、爆発的に面白い作品ではないけど愛されて作られた良いアニメだなぁと。
ちなみに自分はライザの上半身もとても評価しています。

18位:もののがたり 第二章 総合pt:21pt

長月牡丹というヒロインを中心に展開をグッと進めてきた2クール目。やはり特に良かったのは主人公のヒョウマの変化かな。物語序盤ではかなり尖っていてとっつきにくいキャラだったけど、いろんな人と出会いまっすぐ向き合っていく中で態度も柔和になり視野も広がり、凄くいい主人公になって行ったと思う。牡丹との関係性もお互いに少し意識する部分はあるけど踏み出さないその辺のラブコメよりラブコメしてる感じでニヤニヤしてしまうよなぁ!?

本筋のところも結構勢力争いとか練られててバトルシーンも良かったし、全体的にしっかりと面白いアニメになっていたとは思う。

Tier:B(18pt~20pt)

19位:白聖女と黒牧師 総合pt:19pt

絵のタッチも話のテイストもほんわかした雰囲気のアニメ。
終始そんなのかと思いきや結構シリアスパートもあってそこが個人的にはあまり刺さらず。バランスって難しい。セシリアとローレンスの2人の関係性は繊細だけどお互いに全幅の信頼を置いていて、周囲はそんな状況を見て”早くくっつけよ”という気持ちを隠しきれていないけど2人には2人だけの関係性があるからな。最終的にくっついてもいいし、今のままでも良いし、何かの型にハマるのではやくあの2人らしく過ごせれば良いと思った。

20位:スパイ教室 2nd season 総合pt:18pt

1期よりはかなり良くなった2期。極上だぁ….!
スパイアニメと呼ぶにはかなり大味な展開も多いけどそれも味なので嫌いじゃない。特にアネットの母絡みの話とかはかなり面白かったし、パーツがしっかりと噛み合った時の爆発力は見せてくれたね。キャラも可愛さはしっかりキープしていて、特に2期はティアの空回りぶりが可愛かったよなぁ!?しっかり成長もしてたしね。
何よりもnonocのオープニングは1期に続いて2期も素晴らしかった。続きをやるならまたぜひアサインしてほしい。

21位:はたらく魔王さま!!2nd Season 総合pt:18pt

1クール目のぐだぐだ感を思えば2クール目は全体感でいうとかなり持ち直してくれたかな。大きな展開としてエミリアのエンテイスラ呪縛からの解放や父親との再開など目的は大筋達成できたし、過程での魔王の尽力も良かった。結局種族や立場なんてものを超えた関係性をしっかり日本に来て築けているのが良いよね。テーマはしかと受け止めました。
惜しむらくは推しのちーちゃんがキャラデザ変更の関係で顔も変わったし太ったのに胸は萎むしでめちゃくちゃ残念だった…。見せ場も少なかったし…。

22位:好きな子がめがねを忘れた 総合pt:18pt

良い面と悪い面が尖りすぎてる観ていて楽しいアニメだった。リアル世界のラブコメなのに、目が悪い三重さんが延々と眼鏡を家に忘れるという謎プレイを繰り返す相当無理がある設定。目があそこまで悪い人はメガネを忘れません、危険なので…。まぁそういうめちゃくちゃな設定もあくまでファンタジーだと割り切れば良い部分はたくさんあって、GO HANDSの作画だったりメガネをかけた時の三重さんの可愛さだったりオープニングとエンディングのクオリティだったりアニメーション部分では相当評価できる仕上がりだったんじゃないかな。お互いがちゃんと意識し始めてからはラブコメとしてもすごく良くて演出も際立っていて良かった。
アニサマでエンディング生歌唱観れたの何気に嬉しいよ。

Tier:C+(15pt~17pt)

23位:てんぷる 総合pt:17pt

ぐらんぶるに比べてバカよりもエロ要素にかなり振り切っていたけど面白かった。内容的にはあんまり進展してない気もするけど、まぁそれでいい。

寺という1番煩悩を断ち切らないといけないシチュエーションで煩悩だらけの年頃の男女が一緒に暮らすのがいいよね。赤神が真面目なキャラなのにどう転んでも色欲に襲われてしまうの無理もなさすぎる。ヒロインの中だと結月がめちゃくちゃ可愛くてえっちでとても良い。他の姉妹からの信頼が厚いのもいいよね。愛美のアフレコも合ってて良かった。

こういう気軽に見れるアニメ好き。

24位:あやかしトライアングル 総合pt:17pt

無念の放送中断を経て最後まで放送できてよかった。エロ要素は最後まで徹底しつつもTSのエロってあんまり刺さらないんだよなぁというのをとことん感じた…。すず絡みのシーンは良かったけどね。市ノ瀬さんのアフレコも含めて可愛かった。
妖を中心とした本筋の部分は結局あんまり一期の段階では大した進展なしだったのはまぁ仕方なしか。
原作もジャンプラでちょうどアニメ一期最終回と共に終わったらしいので最後までアニメもやってほしいね。

25位:七つの魔剣が支配する 総合pt:17pt

剣要素を加えたハリーポッターみたいな作品。最近こういうの多くない?
キャラクターが結構このアニメ良くて、主人公のうざさも適切だしナナオやカティのヒロイン勢がみんな可愛いのは観るモチベーションを大きく上げてくれた。俺はカティ推し。
シナリオ面ではやたら面白い回があったと思ったら次の回が微妙だったりと安定感には欠けた。闘技場の話とか世界観の開示の話とかめちゃ良かったんだけどな。
変な話数でクールを跨ぐせいで個人的に扱いに困ってるアニメ大賞。


26位:悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 総合pt:17pt

悪役令嬢ものとしてはかなりスタンダードな作りで無難に面白かった。プライド王女が本来の原作での姿にならないように奮闘するさまは良かったね。ファイちゃんのアフレコも安定。

このアニメで1番良かったのはサブキャラであるステイルとアーサーの関係かな。2人ともそれぞれの感情でプライドのことを好いていて、それ故にぶつかることも多かったけど悔しい想いを共有することでお互いの距離がグッと縮まり良きライバル良き友になっていくのがアツかった。

27位:AYAKA ーあやかー 総合pt:17pt

どこか平成初期~中期を感じさせるようなキャラデザに設定に作風に…。なかなか現代によくこの作品を作ろうと思ったな、という感じではあったけど最終的に1クールで綺麗にまとめたのは個人的には好印象。

あんまり個人的な好みからは外れてたので評価は渋めだが、観て良かった作品ではある。

28位:SYNDUALITY Noir 総合pt:16pt

設定と映像面はかなり良いし、キャラデザも結構好みなんだけど凄い惜しいクオリティな作品な気がしてしまった。メイガスと呼ばれるアンドロイドのパートナーと人間の関係性にフォーカスしたシナリオだけど、共闘していくことによってお互いの理解が進み相手の役に立ちたいという感情が芽生えていくのはもはや人間対人間…とも思えたけどそうじゃないよ、というのを提示して一旦終了。いつ面白くなってもおかしくないけどなかなかならないままだった。
むしろ本筋外のクラウディアお姉様が出てくる回や水着回やらの方がキャラの魅力が出てて良かったまである。

29位:Lv1魔王とワンルーム勇者 総合pt:16pt

一話のつかみはかなり良くて期待してたんだけど中盤のグダグダ感がすごく勿体なかったかな。魔王と(元)勇者がワンルームの中で生活を共にする、というシチュエーション自体の面白さはあったんだけれどそれ以上でもそれ以下でもなかった。なので部屋の中を中心に魔王に対して勇者がツッコミを入れるみたいなパターンは良かったんだけど、勇者の過去エピソードと現代のゴタゴタの繋げ方とかそもそも頑張って作り上げた平和脆すぎるとか、気になる要素もかなり多かったような気もする。

30位:幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR- 総合pt:16pt

自分はAqoursに特別な思い入れがあるわけではないので完全に公式が作った二次創作を見せられてる気分だったんだけどガチのサンシャインファンやヨハネファンからの評価は気になる。これを言っては元も子もないが、普通にスクールアイドルしてる時の彼女たちの方が魅力的だよなぁ!?

スピンオフやるからもうちょい設定とか世界観とかの開示をうまくやらないと興味がどんどん薄れていき結局キャラアニメに落ち着いてしまう感があるよね。ライラプス絡みの話とか各キャラの絡みとかちょいちょい面白みがある話はあったけど全体としてはふつうな出来だったかなぁ。

ちなみに果南さん、もう少し胸大きく描いてもらってもいいですか…?

31位:Helck 総合pt:16pt

期待値かなり高かったんだけどその遥か下で現状推移しているアニメ。うーん結構設定は面白いんだけどうまく料理されていない感じがしてしまうのはなぜなのか…。ヘルクの無茶苦茶ぶりの一辺倒とヴァミリオの突っ込みの1パターンという感じなので2クール目は新たな展開で見せてほしいな。
結構1クール目の締めはよかったので、続きに期待。

32位:MIX MEISEI STORY 2ND SEASON ~二度目の夏、空の向こうへ~ 総合pt:15pt

2期も結局ぬるりぬるりと話が進んでいつの間にか終わってしまった。あだち充作品の今のアニメ化はこういうものだ、と割り切って見続けてるし正直雰囲気嫌いじゃないのできっと続きあったら観ると思うけどいかんせん面白みに欠ける話数が多すぎる…。真面目に野球してる回とかは比較的面白かったり、終盤の投馬と乙美の特別な感情を描く血縁がらみのシーンはめちゃくちゃ良かったんだけど、肝心の野球もお決まりのパターンで負けていまいち締まらなかったりあまりにも淡々としすぎているエピソードが多かったりで全体通していうとなかなか評価の難しい作品。前述した通り雰囲気は個人的に”好き”ではあるので最後までアニメ化してくれるなら楽しみではあるけどどうだろう。

Tier:C(12pt~14pt)

33位:英雄教室 総合pt:14pt

このアニメ、めちゃくちゃ評価できる部分があって物語序盤で主人公が「俺、ブレイド!」という自己紹介を20秒間に500000000回くらい連呼するシーンがあるんだけどそのおかげで英雄教室の主人公の名前はブレイドっていうんだ…っていうのはずっと覚えてたしこれからも忘れないと思う。コミュニケーションが淡白になりがちな現代において自己紹介の大切さを説いてくれる良いアニメだった。

34位:実は俺、最強でした? 総合pt:14pt

タイトルもシナリオもキャラクターもギャグも、なろう系作品が好きな人は多分こういうノリが好きなんだろうな、という典型的なアニメ。個人的には全く刺さらず。ただ結構アニメとしてはちゃんと作られていて、Staple Entertainmentが前作っていたヴェルメイユとかも安定感はあったのでクオリティ面では安心して観れる作品ではあった。
ギャグも面白くは感じなかったけど主人公が明らかにコードギアスのゼロまんまの格好して暗躍してたり色々とパロディ感満載の技だったりと、作者が考えていることはなんとなく伝わる構成だったね。シャルがやたら可愛いと言われてた気もするけど自分には刺さらず…。キャラデザはいいけどね。

35位:自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 総合pt:14pt

自販機オタクが自販機を守るために身を投げ出し自販機に転生するとかいうマジで意味わからん設定のアニメ。この手の作品好きになることはほぼないんだけど、本作は見どころが2箇所あった。
一つめはヒロインのラッミス(cv本渡楓)がめちゃくちゃ可愛くてパワフルでえっちで良かった。たまにうまくいかなくて泣きそうになってるラッミスが1番可愛いよな。
二つめは何気に自販機について真面目に勉強になること。主人公の自販機知識がガチすぎて変形する際のバリエーションと解説に普通に感心してしまった。
全体通して面白かったかと言われるとかなり怪しいが、2期も決定したみたいでおめでとう。続きも見ます。

36位:聖者無双~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~ 総合pt:13pt

割と異世界転生のテンプレートではあったけどかなり堅実な作りで悪くないアニメだった。キャラクター的な魅力が個人的にミリも感じられなかったのだけかなり没入感を阻害していたけどこれは好みなので仕方ない。

主人公が生前はサラリーマンで営業をやっていた、という設定だけどそのスキルの生かし方が喋る時に営業口調になってなぜかそれで相手も納得し始めるという謎仕様だったのは個人的にかなり気になるポイントではあったな…。営業への解像度が低いけど、まぁ世間的な営業へのイメージってそんなもんか。

あとは物体X系のギャグはめちゃくちゃ擦ってるうちに好きになったので評価ポイント。

37位:うちの会社の小さい先輩の話 総合pt:13pt

低身長巨乳の先輩は最強!…..のはずなんだけど肝心の中身が追い付かず最強になれなかった。この手の作品にありがちなんだけど、会社を舞台にするくせに会社のリアリティが低すぎてもはや半分ファンタジー作品になってしまっているのがもったいない。勿論ラブコメなのでめちゃくちゃリアルに描けとは言うつもりは毛頭ないけど”会社(社会人)らしさ”みたいなものの解像度が低くてこいつら仕事に何をしに来てるんだ…感が出てしまうよね。まぁそこも割り切ってみるのが正解な気もするが、片瀬さんの可愛さだけでカバーできないと感じてしまった自分の負けかもしれない。


38位:ライアー・ライアー 総合pt:12pt

設定と音楽面はめちゃくちゃ良いんだけどそれ以外が壊滅的でかなり自分としては好きになれなかったアニメだった…。序盤は俺この作品絶対好きだわと思っていたのにどうして…。

まず、意味もなくモブのキャラのデザインを簡略化してるのが逆にノイズになるレベルまでやってしまってるのがあかん。手を抜くのは勿論やらないと日本のリミテッドアニメーションが成り立たないのは常識だけど、それは違和感が出ないから成り立つのであって敢えて「簡略化してますよ〜」というように描いて免罪符にしていいものじゃないよなぁ…。

あとは作中でいろんなゲームを通じての対戦をするんだけど説明の台詞が冗長でラノベのセリフをそのまま使ってる感じかな。ここを分かりやすくするのはアニメーションで工夫するか脚本をシャープにするかしかないけどどちらもあまり感じられなかったのが個人的な感想。説明してくれてる図がわかりにくいという…。
キャラクターは結構可愛かったし萌えアニメとしては良かったかもしれない。

39位:夢見る男子は現実主義者 総合pt:12pt

謎のハイセンス(?)アニメ。この作品何故か最後まで嫌いになれない愛されるべき作品だよな..。

主人公の性格のbefore/afterが物語の重要な要素なのにろくに説明がなく想像で補完するしかなかったり(途中で明かされたけどあまり隠す意味なかった気もする)、ヒロインを可愛く描こうとする気概は伝わってくるのに顔がたまに蕩けてたり、なかなか惜しいアニメだった。
ちなみにこのアニメ、めっちゃ順位低いけど観るの凄い楽しみなアニメでした。なのでかなり好き。

Tier:D(~11pt)

40位:おかしな転生 総合pt:11pt

お菓子職人がショタに転生する物語。お菓子の腕だけじゃなくてペイスくんどんだけ弁が立つねん、ってのは見てる人全員が思ったはず。しかも周りの大人たちもどれだけ言ってること正論でも意外と簡単にガキの言うこと信用するな…というのでかなり優しい世界設定だったように思う。なのでかなりペイスくんがやりたい放題しててそこでスカッとしたい人は結構楽しめたのかな。自分は個人的にあんまりペイスくんも周辺のキャラたちにも魅力を感じられなかったかなぁ。

41位:レベル1だけどユニークスキルで最強です 総合pt:10pt

MAHO FILMが作るアニメって題材が近しいこともあるけどなんで毎回こうも同じ味がするんだろうな…。正直今期アニメで1番印象に残っていない作品。めちゃくちゃ悪いところがあったわけではないんだけど、良いところを言えと言われると困る、そんなアニメ。

自分がアニメ見る時に結構大事にしてるのがアニメが放送してる時の画面に集中させてくれる作品のパワー=画面への引力、と勝手に呼んでるんだけどそれが薄かったという感じかな。シナリオでもアフレコでもキャラデザでも作画でもいいから引っ掛かる要素が欲しかった。

まとめ

夏アニメは毎年不作気味…というのは言われていると思いますが、今年も割と例に漏れずだったかな。TOPが30点以下というのは結構久しぶりだった気がする。
中堅よりちょい上の作品が多かったので全体的に満足とは言えずとも楽しめはしたクールだった。

秋アニメはなんか視聴数がバグってるのでさすがに当たり作品(特に新作系)が出てくれると信じてるよ。
今シーズンもお疲れ様でした!


来期の視聴リストはこれ

過去の評価一覧とか見たい方はこの記事をご参照ください


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