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留学しようと思ったきっかけ①

高校留学を経て大学留学へ。
そんな私がそもそも留学しようと思ったきっかけとは?
この機会になぜ私が留学を始めたのかについて書こうと思う。


小学生だけど短期留学?

私が幼い頃から英語教育に熱心だった私の両親。
ある日、母がママ会に行った際、こんなことを仲が良い教育熱心なママさんが言ったと言う。
「親子留学してみたいのよね〜」
その時、私も子供にそんな経験をさせてみたいと母は漠然と思ったそうだ。

時が流れ、小学校低学年になると、中学受験塾に通うことを考えていた私。そんな私を見た母は、もしかしたら中学受験をするかもしれないと思い始め、「自由に動ける長期休暇はもうあまりないかもしれない。今ならできることは何だろう?」と考えたという。そんな時に思い出したママ友さんの言葉。子供を連れて短期留学はどうだろうか?思い立ったら行動する派の母。そもそも短期で子供を受け入れてくれる小学校など海外にあるのか?そんな疑問を持ちつつも、とりあえず国を決めないと始まらない。仕事が忙しい父に変わって、母1人で子供2人を連れて行っても安全な場所を求めて、調べ続けた母が出した結論はオーストラリアだった。

オーストラリアの中でも日本から直行便が今も数多く出ている北の玄関口、ケアンズ。リゾート地ならではの環境に加え、治安の良さ、また大きなショッピングモールがあり、生活にも困らなさそうだと決めたケアンズで、この経験が後に子供の人生を変えるきっかけの一つとなるとは露知らず、母は私と兄弟を連れて行ってくれたのであった。


ノリで英会話が成り立つ小学生

ケアンズでは、仕事が忙しい父が来るまで2週間の時間があり、その間に私と兄弟は、母が日本にいる間に申し込みを済ませた、短期通学が可能な私立学校に通った。今考えると、私は完璧な英語を話していないはずなのにも関わらず、現地の子ども達とコミュニケーションがとれていたことが不思議でならないが、どうにかして馴染んでいったのであった。幼いために偏見などもなかったのであろう、すぐに仲良くなった現地の友達と楽しくごっこ遊びをしたり、ある日は授業でフィールドに出て、先生が用意した2Lのコーラにメントスを入れるメントスコーラをしたりと、元々1週間の予定だった通学をもう1週間延長するほど、差別をされたなどの嫌な記憶は一つもなく、楽しい思い出のみ記憶に残っている。

こうして小学生ながらに英語でコミュニケーションをとることの楽しさを覚えた私。今も覚えているかと聞かれたら、ケアンズでの経験ほど、忘れられないものはないと私は答えるだろう。中学生の頃までは、ただ楽しかった海外旅行であったが、後にこの時の経験があったからと、大きな決断をするのであった。


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