連載 意識力学 その2

人は意識によって 自分の中に創られた概念を 書き換えられるかもしれない


自分の生年月日は そうであるとは限らない
自分の両親兄弟姉妹は そうであるとは限らない
薬の薬効や温泉の効能 食品添加物の影響は そうであるとは限らない
時間は経過するというが そうであるとは限らない

上記(それ以外も)全ては 自身が生まれながらに持っている情報ではなく 外から得た情報によって そうであると認識した概念です (ある種 ベルクソン哲学にも似ているかもです)

だとしたら その概念は自身が感じたもの 経験したことを中心に 書き換えることは可能だということです

これを「意識的自由状態」と呼ぶとします この「意識的自由状態」において 自身が感じるものを中心に書き換えることが出来る という事に着目する事が 何より重要です

お相手や周囲の「既に得た知見(情報)」を 自分の意識を用いて変えきる事は困難ですが 思想の操作や暴力的な行為によっては変わる事がある ただその行為を望んで行う人もいれば そうでない人もいる

権力的な意識や特権的意識は 人それぞれに他者の思想を操作することが可能であると錯覚させ また それを実現させる為に 多くの道具(金銭や金品 地位や特権の譲与を提案など)を使う事で 他者の意識をほぼ自由に扱うことが出来てしまう ただ 権力や特権に媚びない人も 少なからずいる その方々は 金銭や金品 地位や特権に興味はなく 自身の意識だけが「意識的自由状態」にある事を 望んでいる ただ その自由状態もまた 今(という状態)を維持する事によってでしか 成し得ないという事を 理解している方と 理解していない方では 心が凪の状態を維持出来るかどうかに分かれる

自身が必要な情報や知見を 自身の体験に紐づいたものか それとも 他者の体験や研究 様々なデータを元に作り上げられた物かによって 採用するかしないか 情報として受け取り 受け入れるか受け入れないか 選ぶことが出来ることを 意識してみたい

赤ん坊の頃 ただ泣くことで 「ご飯が欲しい」 「眠い」 「オムツを替えて欲しい」 などと 伝えてきたことでしょう この単純な行動だけで生きれた時代と 心身が成長するにつれ 外部の情報や知見に合わせて ルールやモラル 躾や法律 その他様々な概念を自ら無意識のままに受け入れ その概念を用いて 意識を動かす それが行動となり それが日常となり それが人生になる

ここで 再度Google のChatAI 「Berd」に「精神的な感覚を磨くにはどうしたら良いですか?」と質問してみた

精神的な感覚を磨くには、以下の方法が効果的です。
1.瞑想やヨガなどのリラクゼーション法を行う。
2.自然の中で過ごす。
3.芸術や音楽に触れる。
4.読書を行う。
5.他人と交流する。
6.自分の感情に目を向け、受け入れる。
7.自分の価値観を明確にする。
8.目標を設定、達成する。
9.新しいことに挑戦する。
これらの方法を実践することで、精神的な感覚を磨き、より豊かな人生を送ることができるでしょう。

合計9個の行動を提案されましたが この項目を眺めると 身体的行動と心理的行動に分かれるように思います(分かりやすいように数字を振りました)

1-5そして9は主に身体的行動に繋がり 6-8は心理的行動に繋がります

特に重要視したいのは6番「自分の感情に目を向け、受け入れる。」です

今の自分感情や状態を 自分はどう感じているのか? ある場面でのイライラに 「なぜ自分はイライラしたのか?」 または別の場面で「なぜ自分は悔しくなったのか?」そのような一つ一つを見ていくと 他者のある行動が自分をイライラさせた 他者が起こしたその事故に 自分が悔しい思いをした などなど 深く見つめていけば 他者やある事柄に対して 感情が反応している事に 気づく事が 自分の意識を 自分の意識に現れる世界を 変えていくのだと思います
赤ちゃんの心が とてもシンプルに見えるように 僕らも本来はとてもシンプルで それでいて 多くの事柄を俯瞰的に捉える能力を有している その能力に気付く事で より多くの概念に対して 自ら離れていく事が出来る 
家事や仕事に追われる必要はない 将来の金銭的不安に心を揺らす必要もない 子供の教育や医療 社会の政治や国際関係 それぞれは自分とはかけ離れた世界が映し出したものだと まずは認識を改める それがなによりも自分の心を充実させ 自身の独立した責任において 物事をシンプルに決めることが出来る
自らが作り出す地図に 自らの内なる感情が導き出す羅針盤に合わせて 自由に泳ぐことが出来る 泳ぎ方にも いつ辿り着くかにも 何も制限がない

制限のある外の世界に対して 内の世界は重ね合わせすぎず たまに寄り添う程度に しっかりと自分の足で 次の思いを 次の行動を 一歩づつ 進めていけばいいのだと思います

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