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劇場再開。グスタフを連れて上京!

新型コロナウィルスCOVID-19の感染拡大防止を目的として、政府からイベント自粛の要請が出されたため、2月の終わり頃からチラホラと劇場公演が中止になり始めた。

3/20(金祝)~22(日)の3連休で観劇上京を計画していた身としては気が気でなく、実際に、観劇予定の二作品はいずれも前日の3/19(木)まで休演となってしまった。自粛(休演)が延長になる可能性もあったが、直前まで様子を見ることとし、火曜日に「これは金曜日から上演される!」と判断し、バタバタと予定を組んだ。

さすがに観劇チケットは持っていたが、ホテルすら手配してなかったし、同伴して上京するグスタフ(3歳児)のシッターさんも手配していなかった。
コロナ騒ぎで東京のホテルも安価になっているとの噂もあったが、想像したほどではなく、悩んだ末にアクセスを最優先してレム日比谷を予約した。宝塚ファン御用達のホテルであるが、一般のミュージカルファンにもオススメのホテルだ。

ベビーシッターは、かつて東京でグスタフが通っていた保育園の系列のところに会員登録しているので、そちらにお世話になった。直前の依頼にもかかわらず、すべての希望時間でシッターさんを手配してくれて助かった。

観劇したのは以下の演目だ。

3/20(金)17時~  ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド
3/21(土)12時~  サンセット大通り
3/21(土)17時~  サンセット大通り
3/22(日)12時~  ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド

本当は、3/20(金)のマチネ(昼公演)こそが自粛明けの初日公演で(そう、ホイッスルもサンセットもどちらも初日が3/20までずれ込んだのだ)、ぜひとも観劇したかった(特にサンセット大通り)のであるが、上京してすぐにグスタフをシッターさんに預けることが忍びなく、金曜の昼はグスタフと遊ぶこととした。

そもそもグスタフを愛妻に預けて上京すればよいのであるが、それは余りにも私が身勝手すぎるし、グスタフ自身がわたしに懐いていることもあり、グスタフを置いてくるという選択肢はなかった。

というわけで、写真は、金曜の昼に日比谷公園の松本楼でいただいたステーキサラダの写真だ。グスタフには休日しか提供されないお子様プレート。やはり日比谷の休日は日比谷公園と帝国ホテルに限る。

観劇した二演目の感想は別の投稿に譲る。ここでは、新型コロナウィルス対策としてそれぞれの劇場がどのような対策をしていたのかを含め、劇場の様子を紹介したい。

劇場比較

この表からだけではわかりづらいかもしれないが、それぞれの劇場で、それぞれの価値観で、できる限りのウィルス対策をしていたと思う。
まず、サーモグラフィーにせよ体温計にせよ、観客全員の体温をチェックし、37.5℃以上あれば入場できない。通常の公演ではあり得ない対応だ。また、通常の職場などでは各自が自分で手指のアルコール消毒をすると思うが、劇場では入口でスタッフさんが全員の手にアルコールを吹きかける徹底ぶりだ。そして劇場では会話を最低限にするようお願いするアナウンスも流れていた。マスクを持っているならマスクをするように、持ってなければタオルハンカチを使うように言われる。
あの厳戒態勢を経験した人なら、実は劇場こそが東京のどんな場所よりも安全なのではないかと思ったことと思う。

世の中では、特に宝塚歌劇などに対して、上演を再開したことへのバッシングがひどかったと認識しているが、とんでもない話だと思う。イベント主催者は常にステークホルダーの最大幸福を願い、精いっぱいの対策をして、それでも起こる社会からの批判との板挟みに苦しみつつ開催を決めているのだ。

連休最終日。
シッターさんに4回も預けられたグスタフに申し訳なく思い、帰りの新幹線に乗るために行った東京駅で、地下街のレゴショップとトミカショップに連れて行ってオモチャを買った。
しかし東京駅の地下街は、コロナ前とほとんど変わらぬ人ごみで、唯一違うのはマスクをしている人が多いことくらいであった。このような場所を通過するのであれば、劇場でどんなに対策をしたところで意味がなかったな、と思ってしまった。

今回は、もろもろの費用で13万円、食事代も入れると15万円を超える遠征となってしまったが、それでもその価値のある観劇体験ができた。過去には年間120本を観劇していた私が、今年はなんと、観劇始めだったのだ。
これからもこうやって、観たいものを絞って観ざるを得ない生活が当面は続くと思うが、悔いのないように楽しんでいきたい。

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