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内向的か外交的かは単にインドア派かアウトドア派かということではない

こんにちは。昨日娘(7)に「人と遊ぶのは好きか?」と聞かれました。私は「好きだけど、疲れる」と答えました。私は内向的な人間です。学生時代に受けた性格診断では、"超内向的"という診断でしたし、実際そうだと思います。

じゃあ娘はどうかと私が聞くと「二人で遊ぶのは好きだけど、三人以上だと疲れる」と答えました。それだけでは内向的か外交的かはわかりませんが、内向的か外交的かというのは、自分自身が多少苦労してきたポイントでもあったので説明することにしました。

私の理解だと内向的と外交的な人の違いは次のようなものがあります。

大事なのは外交的な人と内向的な人の違いは単にアウトドア派かインドア派かということではないということです。外交的な人は外出することで回復するので、外出することが好きなのです。逆に内向的な人は外出することで疲れるので、外出することが好きではないのです。

これを無視して内向的な人がリフレッシュのためにキャンプに行ったり、パーティーに行ったりしては逆効果です。内向的な人は外出することで疲れるので、リフレッシュのためには家でゆっくりすることが必要です。

以上のことから私が内向的な人にとって押さえてもらいたいポイントは次の二つです。

一つは外交的な人の真似をしようとしないということです。好き嫌いの問題ではなく疲れるか回復するかの問題なのです。外交的な人の真似をしても疲れるだけです。もう一つはそういう違いがあるからといって自分を責めないということです。自分が内向的だからといって悪いことではありません。自分が内向的だからといって外交的な人の真似をする必要もありません。

私の妻はかなり外出が好きな人で結婚当初はこの違いに驚かされました。妻は1日に数回は出かけないと休日が充実したと思わないようなのです。しかし私の理想の休日は何の用事もなく家で本を読むだけの1日です。最初は困ったことになったぞと悩みましたが、自分のことが理解できるようになってからは、休日であっても一人で過ごす時間を作ったり、旅行中も一人で行動する時間を作ったりして折り合いがつけられるようになりました。家族では一緒過ごすのも幸せだけど、一人でいたいときは一人でいたいというのが実現できています。

大勢の人とうまく遊べないこと、疲れること、一人が好きなことは悪いことではありません。世の中は外交的な人が多い(とされているらしい)ので、外交的な人のために最適化されていて生きづらいところが多少あるというだけです。「ディズニーランドへ行こう!」「友達を作ろう!」「パーティーをしよう」というのは外交的な人のための宣伝や流行です。内向的な人は「家でゆっくりしよう!」「一人で映画に行こう!」というのがいいのです。ただそういう活動はお金がかからないので企業が宣伝してくれないだけです。

私は内向的な人間なので内向的な人向けに書きましたが、外交的な人は逆のことが言えるはずです。外交的な人が一人旅や一人で映画や読書に行くことは逆効果かもしれません。

繰り返しになりますが、外交的と内向的のどちらがいいとか悪いとかではありません。自分のタイプを知り、他人になろうとせず、自分に合った生き方をすることが大事です。

もっと詳しく知りたい人は次の本がおすすめです。内向的な人の特性やどう仕事や生活で対応するのか紹介されています。


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