こんばんは。本日は国立劇場で上演中の『心中天網島』を見に行きました。

外題に「心中」って入ってるだけあって心中ものです。タイトルがネタバレなんです。イヤホンガイドでは心中を阻止するところが見所みたいなことを聞きました。それだけあって孫右衛門とおさんは心中する二人と同じくらいたぶん出てくるのです。

それにしても治兵衛ってどちらかといえば人としてダメですよね。ろくに働いてないのに遊郭に遊びに行っちゃう。しかし、子どもと奥さんはいる。ろくでもないヒモじゃないですか？なんでおさんも小春もそんなに好きなの？いまいちよくわかりません。

好きなところは口三味線のシーンです。笑えます。

あと、イヤホンガイドの解説聞いていると「ここはこういう意味で後に繋がってる」みたいなところが何ヵ所もあって、伏線回収だけじゃなくて、日本語が綺麗なんですね。そりゃ、ドナルド・キーンも好きになるわ。こ卒論でテクストから浄瑠璃を考察するのもありだなあなんて思いました。

また、今回見ていて勉強不足だなあと思いました。ストーリーや演出など調べてが足りないまま行ったらやはり伝統芸能は難しいですね。