見出し画像

これは、頭痛の紛らわし。

朝から採血に行ってきた。健康診断のようなものだ。

そして、頭痛が止まらないのである。
妻は言った。あなたはいつも採血すると頭が痛くなるのよ、と。そういう時にはOS-1的な経口補水液を採ればいいらしいということも併せて聞いた。
採血することで脳漿が目減りして脳が少々干上がっている・・・そんなイメージが自然と浮かび、頭痛と重なり合った。

休みの日になると私は、決まって数キロ先まで散歩に出掛けている、ということをnoteに書いたことはあっただろうか。こう見えて健脚で鳴らしているのだ。
なので、今日も本来であれば白いスニーカーを履いて足の向くまま気の向くまま、我が家を中心に半径5km圏内の仮想ダーツの旅をするところなのだが、前述の頭痛のせいで全くと言っていいほどやる気が出ない。
見えない緊箍児に頭を締め付けられているようで、思わず眉をしかめてしまう。

私のこの頭痛は冒頭記載の通り採血によるものなので、おそらく血が足りてくればいずれ治まるのだろうが、もし万年このような頭痛が起きているならば、私はきっと何もする気が起きない人生を送っているのだろう・・・と眉をしかめたまま考えた。想像するだに怖いが、いわゆる鬱病とはそういう状態なのかもしれない。

私もそれなりの年齢を経ており、それなりに会社生活を過ごしてきた結果、これまで関わった人の中で鬱病となってしまって会う機会が無くなってしまった方も何人か覚えがあるが、あの人たちはもう、しかめた眉を緩めているだろうか。

などと、頭痛の紛らわしに懐かしい顔を思い浮かべていた。


スキやシェアやフォローしてもらえたりすると、サポートしていただけるのと同じぐらい嬉しいのです!