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ドラマが苦手な私なのに、エールとおちょやんは続けて完走した。(5/14)

もう一度言いますが、私はドラマが苦手なんです。
嫌いと言ってもいい。

なぜ苦手であり、どこが嫌いなのか。

・ドラマは、まさしくドラマティックにするために、意図的に衝撃的な展開を盛り込んでくる

おそらくドラマの作り手側は、受け手の感情を大きく揺さぶることにより発生するGAPがデカければデカい程良いものだ、と思ってると思うんですよね。
で、見る側もちょっとやそっとの波じゃびくともしなくなっているので、想定外のGAPを設けてそれこそが新奇性だと勘違いしている。

そのように作られたドラマを、私のように共感性が人一倍高いヒトが見てしまったら正直しんどい訳ですよ。

・で、次どうなるのぉぉぉ!?という状況で来週に持ち越す

そんなしんどい状況のままで来週まで過ごせるかよ。

とまぁ、こんな感じでドラマは嫌いなのです。

朝の連続テレビ小説はなぜ良いのか

でも、表題の通り、朝の連続テレビ小説は「エール」「おちょやん」と完走できたんですよね。違いはこの辺にあると思うんです。

・実在の人物をモデルにしているので、そこまで奇をてらってない

おちょやんなんかは全編通して結構辛いシーンもあったんですが、基本的に朝ドラの多くは(今回のエールとおちょやんは特に)その時代背景にあったリアルな物語なので、そんなに感情を狙って揺さぶりかけてくるような展開は無いですし、少なくとも「脚本家のいいようにやられている」感は薄いのです。

・平日毎日やるので、1週間悶々とさせられることはない

なので、次の回を待つ間の苦しみも薄いですし、

・基本的に水曜ぐらいに波乱が来て金曜には解決する1週間パック

ということが見ている側も「わかっている」ので、少々の波乱が来ても落ち着いてみていられるんですよね。これが大きい。

そしてダメ押しに、

・土曜日に1週間のダイジェスト回をやってくれる

これ、もしかしてコロナ禍による変則撮影の副産物かも知れませんが、このダイジェスト回とその後の「来週の予告」を見ることで安心と期待を持って次週を待てるんですよね(それも日曜一日待てば良い!)。

そして、タイムシフト

あ、あともう一つ。

・NHKプラスでいつでも1週間分見れる

わざわざ録画予約とかしてなくても、自分の好きなタイミングで・・・帰宅して晩御飯食べながら家族揃って見たりとかできますし、続きが気になる時は会社のお昼休みに見ることもできる!

ってな感じで、朝の連続テレビ小説は「見続けられる作品作り・環境作り」が徹底されていると思いました。

ちなみに、いつも思うんですけど

朝ドラが最終回になって次週から次のヤツに変わる時、「あー・・・次のは面白いんかなぁ??」と不安になりません?

エールが終わった時におちょやんに対して抱いたのはそんな気持ちでしたが、今「おかえりモネ」に同じ感情を持っている私なのです・・・。


【昨日のnoteはこちら】



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