5/12 常任委員会「第三者委員会の報告について」を終えて

こんにちは。

本日、真鶴町議会の常任委員会にて、
選挙人名簿等の流出問題の第三者委員会の報告について、話し合いました。

その中で、本日新たに発覚した事実がありましたのでそのことを中心に書きたいと思っています。

新たに判明した事実「台帳転機の共同作業者が3名」

今までこの持ち出された個人情報については
第三者委員会の報告書にある5名のみの目に触れたとの前提でしたが、
町長が名簿をエクセルファイルに移す際、その作業の協力者が3名おり、
その方達も名簿を確認していたとのことでした。
こちらの経緯については下記Youtubeリンクから一連の発覚の流れをご覧いただけます。

そもそもの流出の範囲や調査の対象という前提が変わってしまう話です。
先の調査委員会報告で投票状況が載っている名簿ということに続き、重大な事実が新たに分かりました。

何故問題か、2種類の台帳

まず、この名簿をコピーからエクセルに移した共同作業者がいることが
何故行けないのか、ということです。

この一連の問題の中には、正式には「選挙人名簿抄本」、通称台帳や名簿と呼ばれるものは2種類あります。
一つ目は、通常手続きを行えばコピーや撮影は禁止ですが、閲覧や手書きの転写は認められているものです。
二つ目が、今回流出した有権者の投票状況が記載された選挙人名簿で、こちらは職員が投票時の照合に利用したもので、本来はその後の閲覧などはできないものです。

問題発覚から松本町長を擁護する声として、通常手続きを行えば手書きで転写ができるのだから、コピーしたという手順が問題なだけでは、というのがあります。
共同作業者についても同様のことが言え、手順が不正とはいえ閲覧・転写が可能なものを更に加工しようとも、その加工作業自体に問題はないだろうという見方ができます。

ただし、今回流出した名簿は二つ目の閲覧自体が許されていないものになり、同時に共同作業者が利用した名簿もこの二つ目のものです。
共同作業者の方が罪の問われると言った可能性は現時点でなんとも言えませんが、明らかに見る権限がない方の目に町民の投票状況が晒されたということになります。

なぜ第三者委にこの共同作業者の存在を告げなかったのか、町長にお聞きしました。
町長のお答えとしましては、「投票状況が載っていることが頭から抜け落ちていたので、第三者委員会のヒアリング等でも答えなかった」とのことでした。
投票状況が載っていなければ、加工作業自体には問題ないという、先述の認識でいらしたのだと思います。

「能力に疑問」という強い言葉を使った理由

私はこの会議の中において、二度ほど「今後松本町長が諸問題を解決するにあたり姿勢としても能力としても疑問である」という発言をしました。
ご覧の方にもこう言った発言を不快に思う方もいたかもしれません。
心苦しくは思いますが、私は間違ったことを言ったつもりはありません。

こう言った次から次へ新しい事実が発覚していくことは、多くの方が真摯に向き合っていると言えない、と思うかもしれません。
私も概ね同感で、ここまで来るとまだ何か重大なものが
隠されているのではとすら疑念を持ってしまいます。
つまり問題に対する姿勢の問題とします。

しかし、先日更新したノートの記事でも少し書きましたが、松本町長が仰る通りに故意ではなく言ってしまえばうっかりで伝えていなかったことでこうも前提が何度もひっくり返るとなると、正しい情報が開示され、それを元に正しい判断ができる日が来ることはあるのか。
また、このような重要な情報をうっかりで伝えない方がこの問題以外の執務も含め、町の舵取り役として正常な判断をしていけるのか。
そう言った意味合いで、松本町長の言い分を全て是とした時に、
これは姿勢ではなく能力の問題になることは明らかです。
そう言った意味で、私は今日の会議内で「姿勢、能力に対して疑問」を投げかけました。

正直なところ、私自身間違ってはいないとはいえ、こう言った言葉を投げることに対していい気分はしません。
発言の前も後も、ずっと葛藤しています。
ただ、やはり今日の答弁を経ても言わざるを得なかったことは確かです。

重ねてにはなりますがお聞き苦しいと感じられる方もいたかもしれません。
申し訳ございません。
ただ、このような理由によるもので、その点はご承知いただければと思います。

刑事告発はまた一つの新しいスタートラインです。
関係者各位においては、調査の過程でしっかりとした真実をお伝えいただければと思います。

一つの明るい話

また、本件とは話はずれますが、本日の会議内で一つだけ明るいと思える話題がありました。
纐纈教育長より、今までの中学校給食の計画を加速化させたい旨など積極性ある学校教育のビジョンについての話がありました。
こう言ったことについては個人情報流出の問題とは別に歩みを止めずに協力をしていければと強く思いました。

出来る範囲に限界はありますが各問題に対して
フラットに、真剣に、これからも取り組んでいきます。

お読みいただきありがとうございました。

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