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大阪カラオケパブ経営者殺害事件に寄せて

毎日のように起こってしまう殺人事件。先月、何気なく見たニュースに目を疑いました。SNSを相互フォローしているお店の名前が飛び込んできたからです。
普段面識のない遠方のお店の、宣伝目的のフォローにフォローバックすることは無いのですが、こちらのお店はSNSにきちんと反応下さったりいいねを返して下さったり、面識はなくてもとても好感を持ちフォローしていました。SNSの投稿を見てウイルス禍の中で一生懸命営業されてるのを見て、大阪に行く機会があれば是非お店に伺いたいと思っていました。
若くしてお店を持つことは、どれだけの努力と苦労をされたことか...
こんな形で夢が絶たれてしまうことは、とても悲しく無念でたまりません。

振り返れば、幼少期から犯罪史に残るような事件が何度も起き、自分と同年代の人達が被害者にも加害者にもなりました。
『なぜ凶悪事件が起こるのか』『どうしたら犯罪をなくせるのか』その気持ちから、私は犯罪心理学を学びました。

犯罪をなくすには、犯罪に至るまでの芽を社会全体で見逃さないようにすること、学習・更生・治療のプログラムが必須であること。そして正しい知識を学校教育に組み込むことが必要という思いは変わりません。しかし今回の事件は図らずも私の思いを、より被害者にも向かわせることになりました。

丁度ストーカー犯罪について勉強しているタイミングでもありました。統計によると警察が対応したケースのうち9割近くが口頭注意や警告などで事態が収束しているそうです。警察は状況に合わせて対応してくれますので、ストーカー被害に遭われてる方は男女問わず遠慮なく警察に相談してください。

双方の関係性によっては、被害者の方が自分が受けている対応がストーカー被害に該当することを自覚していないこともあると思います。周りの方は話を聞いたら警察への相談を勧めてあげて下さい。
警察が加害者に接触せず被害者へのアドバイスで対応する『被害者連絡』という初期対応もあります。

捜査の進展を願うとともに、オーナー様のご冥福をお祈りいたします。

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