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人材派遣営業の教科書 第二章 人材派遣営業が守るべき10の掟  ⑩「たくさんの誰かのために営業できることは幸せだと知る」

こんにちはー!
人材派遣営業の教科書の第二章である「人材派遣営業が守るべき10の掟」の最後の掟として「たくさんの誰かのために営業できることは幸せだと知る」というテーマでお届けします。

無理なく持続可能な人材派遣営業を提唱する私による、鉄の掟が10個という矛盾に溢れたマッチョなテーマの最終章をお送りします。


色々な業界の色々な人へ

僕は総合人材サービス企業の事務系のサービスを提供していましたので、余計にそう感じるかもしれませんが、人材派遣で働く人は140−170万人程度で、全労働者の3%にも満たないため、多くの派遣会社は幅広く顧客をターゲティングしていることが多いです。
ですので、事務職やブルーワーカーが存在する会社であれば幅広く営業をしたり、情報提供することができます。

建設系特化、介護・医療系特化などになると派遣先のターゲットは狭いかもしれませんが、そういった業界特化の場合、求職者側は未経験歓迎だったりして、かなり広いターゲットになっていたりします。

派遣先、もしくは派遣で働く方に限定すれば、人材派遣営業は幅広く、多くの方にサービス提案や提供をする機会が多いと僕は考えています。

(もちろん、ニッチな領域に特化している派遣会社もあろうかと思いますが、そういった会社は特化することに何かしらの哲学があるはずで、それに共感して入社しているだろうから、今回は例外にさせてください。)


そのようにして多くの求職者や企業を対象にして貢献できる人材派遣営業はとても幸せな仕事だと思うのです。
ある顧客に極端に依存しなくても新たにパートナーシップを結べる企業を探してくることもできるので、精神衛生上もいいですし、未経験からチャンスを作っていく支援を幅広く展開できる仕事なんてなかなかありません。

何より、自身の努力次第でよりたくさんの人の役に立つことができると言う可能性が無限大であることは人材派遣営業の何よりも素敵な特徴だと思うのです。

幅広く提案するために学べ!

人材派遣営業はたくさんの人の役に立てて幸せである・・・
結論は以上なのですが、ここからはその特徴ややりがいを余すことなく手に入れるために必要なことを2つ、お伝えします。
これを取り組まないばかりに、「毎日同じことを繰り返して、何か意味があるんだろうか・・・」なんて悩んでいる人材派遣営業が後を経たないからです。

まず、1つ目の大切なことは「幅広く提案するために学ぶ」と言うことです。
多くの派遣先企業、求職者の役に立ちたいと思えば、実は人材派遣のサービスだけでは不足があります。
法律の制限、企業戦略、コストバランス・・・さまざまな理由で人材派遣を利用しない企業もあります。というか、人材派遣は全体の3%もないわけで、人材派遣を利用していない企業の方が多いです。
人材派遣営業は、そういった企業の採用の方法やそういった企業へ就職する方法も知っておく必要があります。

幅広く、適切な採用や人材活用の方法についての知識がつけば、企業側には最適な採用や人材活用の提案ができ、求職者側には人材派遣がベストがどうかも含めて提案ができます。
多くの悩める人材派遣営業は、この部分が勉強不足な状態で、無理やり人材派遣サービスを売りつけようとすることでやりがいを失うといっても過言ではないです。(過言)

具体的には人材活用の成り立ちなどを書籍から学ぶこと(↓お勧めの本です)や

業界の先輩と交流したり、会社の先輩から学ぶことも大切です。
また、同業で少し違う領域を担当している営業パーソンと知り合って、教えてもらうのも、とってもお勧めです。

僕は地方に転勤になった時は、いつもその地域の
・単発、スポット系の派遣営業
・ミドル以上の人材紹介営業
・求人広告営業
の方とは必ず知り合いになって、教えを乞うようにしていました。

自分の領域では対応できない顧客や求職者と出会った時は紹介しあったりできますし、何より、無理に自社サービスのみをごり押ししなくても、相手のためになるプロダクトを紹介できると言う状況は胸を張って人材派遣営業をするためにとても大切だと思います。

プロダクトを磨け!

2つ目に大切なことは「プロダクトを磨く」ということです。

人材派遣営業はその効率の良さから、他の派遣会社を利用している企業を開拓するような営業になりがちです。
労働者全体の3%のニッチなマーケットですから、それを多くの人に使ってもらうよりも、3%のニーズを取り合う方が効率が良いわけです。

しかし、この効率の良さに特化していくことが、人材派遣営業のやりがいを奪っていくのです。

人材派遣サービスをよくする努力もほどほどに、他の派遣会社を使っている企業により良い派遣スタッフを供給する勝負だけを繰り返していて、たくさんの人の役に立つことはできないですし、成長を感じられなくなるのも無理からぬことです。

この負のスパイラルから抜け出すためには、人材派遣というプロダクトを磨き続けることが大切です。

こんなことを言ったら、正社員以外は許さない勢から叱られそうですが、「人材派遣を日本中の労働者に勧められるプロダクトにする」という覚悟で派遣先企業と派遣スタッフの方のご意見を聞きながら、事業開発をしていくのです。

自社の派遣サービスは他社と比べて、〇〇や××の部分で圧倒的にお勧めできるし、今、人材派遣を利用していない97%の労働者にもお勧めできるサービスであると言える状態に向かって努力を続けていれば、他社を利用している企業だけにアプローチしているのがもったいなく思えてきますし、その努力を世の中に届けたくて仕方なくなって、人材派遣営業の仕事がどんどん楽しくなっていきます

さあ、人材派遣をたくさんの人たちに届けたくなるプロダクトに磨いていきましょう!


最後に

今日は、人材派遣営業の教科書の第二章『人材派遣営業が守るべき10の掟』の最終章として「たくさんの誰かのために営業できることは幸せだと知る」 というテーマで、人材派遣営業のやりがいとマインドセット、具体的にお勧めするアクションをお伝えしました。

次回は第三章に入ります。
ここまで、マインドセット中心の内容が続きましたが、一転して「システマチックセールスのススメ」というテーマでお届けします。
具体的に、効率的に楽しく成果を上げるための方法論となりますので、成果の出し方で悩んでいる人材派遣営業の方はぜひ、参考にしてくださいませ!
では、また!




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