「30%と祖父母」❄️
喉が枯れた。エアコンにやられた。
この時期の乾燥の怖さを忘れていた。
毎年乾燥するの知ってるのに、寒くて乾燥する時期の熱さ、忘れすぎる。
喉が枯れて、話し辛くて、会話の素晴らしさに気づく。
テンションを上げるための手段として声を使っているから、テンションが上がらない。
人間って本当に繊細だ、と思う。
あ、いや、人間、じゃなく、自分が、か。
毎回、花粉症の時とか、軽い二日酔いとか、ちょっと体調が悪い時に思う。
健康100%の時は、今最高やん、とか思わないのに、70%になると一気に、
ああ、昨日まで最高やったんやん、
って思う。
30%のありがたみは、本当に手放してから気づく。
さらに、だ。
手放した30%は、取り返しのつかない物じゃない。
16年前に亡くなったおじいちゃんとか、1年前に亡くなったおばあちゃんとは違う。
この30%は、毎回なくなって、ありがたさに気づいて、そのあとちゃんと自分の元に戻ってくる30%。
なのに、戻ってきた途端、ありがたさを忘れる。
たぶんバカだ。少なくとも自分が。
熱さを忘れるから。
たぶん、おじいちゃん、ちゃんとしなさいってブチギレてる。
あ、いや、逆に言えば、おじいちゃんおばあちゃんのありがたみは、一生忘れないって意味で言えば、そこまで悪くないことなのか。
けど、おじいちゃんおばあちゃんは口を揃えて、
あんたの健康が一番大事やから、
そう言ってくれるはずやから。
だから、もうそのありがたさを忘れないよう、早く寝て。
100%の時は、思う存分楽しんで生きてやろう。
そんなふうに、喉かすかすながら思った火曜日でした。
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