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F1各チームが新マシーンを発表!スポンサー第一を心がける仕掛け

2月23日からのサヒールでのプレシーズンテストに向けてF1各チームが次々に新シーズン使用するマシーンをSNS等で発表しています。そのマシーンには数多くのスポンサーロゴが露出することは周知ですが、SNSではその支えあってこそというのを伝える魅せ方をしています。

まずはウィリアムズレーシング。動画の角度からもスポンサーを”見せる”ことが第一であり、大手電池メーカーDuracellのアクティベーションは卓越。電池がレーシングカーに乗っているという斬新さからもユーモアに溢れ、人目には付きそうです。

この投稿のコメントにはチーム公式からも”We are also thrilled to showcase major partners, with Gulf Oil, Stephens, Michelob ULTRA and PureStream joining the team from the 2023 season!”とスポンサーを露出できることへの喜びを明記しています。マクラーレンからウィリアムズへと”移籍”した石油大手のガルフに対しては、ウィリアムズもガルフカラーの車を特別に生み出すことも検討している模様。2021年にはマクラーレンで実施し、大きな話題に。

そして新たな仕掛けをしたチームではアルファ・ロメオレーシング。なんと新車発表に際して、同車をオークションで一般の方にも手に入れるチャンスを提供!落札者にはドライバー達のサイン入りレーシングスーツも合わせて渡されることになるそうです。ベッティングプラットフォームのStakeがメインスポンサーだけあって、仕掛けもユニークですね。

レッドブル・レーシングはニューヨークで大体的な発表会を実施。新車名発表もスポンサーのタグ・ホイヤーを際立たせるように電子時計風に表示。

今年予定されている米国での3レース(マイアミ、オースティン、ラスベガス)に関してはファンによるデザインも取り入れることを発表。アクセスページをクリックすると、まずは個人情報を入力する必要があるためチームとしてはファンエンゲージメントを高めるだけでなく、しっかりデータを集約する機会となります。

ちなみに全チームが発表を統一しているわけではなく、フェラーリに至ってはチームカラーの赤に伴い?バレンタインデーの発表をまずは事前に報告。車名だけを先に伝え、盛り上がりを作っていく仕掛けを取っています。

米国ではネットフリックスのドキュメンタリー”Drive to Survive"の影響もあり、F1人気が再熱。ウィリアムズにはアメリカ人ドライバーのローガン・サージェントも加わり、さらにはアメリカを代表する車メーカーのフォードも今季から再びF1界に復活。ラスベガスでのグランプリも最低でも2032年まで継続されることも公となりました。

米国の企業らが再びF1界に本気で取り組んだ時にまたどんな流れを生み出すのかは楽しみですね。フォード対フェラーリはマット・デイモンやクリスチャン・ベールのダブル主演で話題となった作品だけに再びそういったレースが展開されることはメディアもSNS上も黙っていないような気はします。


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