言葉の扱い方を再確認させてくれた一曲
最近、ある曲が好きになった。
皆さんはFM802×三井ショッピングパーク ららぽーとACCESS!のキャンペーンソング「はなむけ」という曲を知っているだろうか。
FM802というのは関西の音楽と文化を発信するラジオ局のことをいう。
FM802では毎年春になると数々の有名アーティストがコラボレーションして1つの曲を歌っていく。私が最初にこのFM802の取り組みを知ったのは、「栞」という曲だ。
最初にYouTubeで見た時、「なんてすばらしい曲なんだ!!」と思うと同時に「歌っている面々がとてつもない!!」と感動したのを覚えている。期間限定の歌だから、今はYouTubeに残っていないのが残念だが、クリープハイプの尾崎世界観さんが作詞作曲ということで、クリープハイプで歌われているものは残っているからぜひ聞いてみていただきたい。
そして今年の曲が「はなむけ」という曲。これはSUPER BEAVERの柳沢さんが作詞作曲した曲となっている。
歌っている面々も相変わらず豪華で、スキマスイッチの大橋さんやポルノグラフィティの岡野さん、sumikaの片岡さんなど超有名アーティストばかりだ。曲が素晴らしいのはもう言うまでもない。百聞は一見に如かず、ということでぜひ見ていただきたい。
それよりも何よりも、「歌詞がめちゃくちゃいいなぁ、、」と思った。
そりゃもう全部がいいんだけど、なかでもいいなと思ったのは、
という部分。
そこまでの歌詞からの繋がりも感じさせるフレーズなのだけど、
これ単体で見てもグッとくるものがある。
普段何気なく言う”おはよう”。
中には言わない人だっているかもしれない。
それが近い存在になればなるほど。
でももしかしたらそれが最後の会話になるかもしれない。
それなのにもし言わずして、もう一生言えなくなったらそんなの悔やんでも悔やみきれない。
”いってらっしゃい”はいってらっしゃいだけでいいのかもしれない。
でもそこに一言「またね」「気をつけてね」って付け加えることで、言われた側は心があたたかくなる。言葉のおまけがついてきた感覚になる。
届けたいものは笑顔になるためのもの。
言葉は諸刃の剣だ。誰かを救うこともできれば、傷つけることだって簡単にできる。
自分にとって好きな人とか合う人もいれば、嫌いな人とか苦手な人も少なからずいるんじゃないだろうか。そういった時、誰かを傷つけるために言葉を使うよりも、好きな人とか大事な人を笑顔にするために、言葉を使った方がよっぽどいい時間の使い方だと思うんだ。限られた時間だからこそ。
これらの歌詞の解釈は、あくまで私の解釈だから正解ではないけれど、そもそもこんな解釈をさせてくれる歌詞を書いてくれた柳沢さんには感謝でしかない。
自分自身の、言葉の扱い方を再確認させてくれる素敵な曲に出会えました。
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