檸檬
世間の自粛ムードと仕事の忙しさで、なかなか流離うことができなかった今日この頃。雨だし人も少ないだろうと思って、前から気になっていたCIBIというカフェに行ってみた。
そこでホワイトフラットという大体カフェラテみたいな飲み物を頼みつつ、事前にipadに入れていた梶井基次郎の檸檬という短編小説を読む。
最近読むとしても自己啓発本みたいなものが多くて、健康食品ばっか食べて飽きてしまった人みたいになっていた。そんな味のしない食べ物ばかり食べていたので、この小説の味の、とても軽くあっさりしているのだけれど繊細さに驚いた。
ほんの些細な五感の変化を与えるものによって、人の気分、幸福を変える。だからそういう些細なものを感じ取る重要性が伝わったような気がした。
何となく、最近は効率重視でamazonで必要なものを買って、これまた効率重視で家で延々リモートワーク、という生活をしていたので。
些細な変化、彩に目を向け、幸せに生きたいな。
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