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【私の本の読み方】読みながら思考を整理し、読後に自分の言葉でアウトプットすることで気持ちや行動に変化を起こす

ども、スマレジの新垣です。
スマレジは、高機能かつアプリで自由に機能を拡張できるクラウドPOSレジです。

今日は少し読書について書いてみようと思います。

みなさん、本は読みますか?
私は人並みに読みます。

ビジネス本、小説、新書、雑誌、カルチャーものなど、結構いろんなジャンルの本を読みます。並行して読むのが私の読書の特徴です。

並行して読むとは?
1冊を読了したあとに次を読み始めるのではなく、数冊を同時期に読みます。

さすがに小説は読了してから次の作品にいきますが、ビジネス本は必ずしも読了する必要はなく、速読(必要な情報を得るために読む読み方)したり、再読したり、熟読したり、同じジャンルの本を同時に読んだりします。

ビジネス本を1冊づつ読了しながら読むよりも、何冊か関係づけながら読むことが多いです。新しく買ってきた本でも「あれ?このことは、確か前に読んだ本にも書いてあったぞ」と気づきを得ると、過去に読んだ本も出してきて、関係づけながら読んだりします。そうすることで理解が深まったりするものです。

読書は一種の体験みたいなもの

私は読書は一種の体験みたいなものだと思っています。

小説

小説は物語を読むことで、主人公やその物語を体験する感覚があります。ちなみに、これまで読んだ小説で最も怖い体験をしたのは「黒い家(著者:貴志祐介」です。相当昔に読んだ本ですが、この本を超える恐怖体験はありません。映画もありますよね。めっちゃ怖いです。

最近は「今村夏子さん」の小説にハマっています。独特の体験を得ることができますよ。「むらさきのスカートの女」から読むのをオススメします。「星の子」「こちらあみこ」も独特です。この2作は映画にもなっていますが、映画にしてほしくなかった…。今村夏子さんの小説は、私にとって超がつくほど独特なので、映画にすることなど不可能だと思っています。彼女の作品は目に見えるものを表しているのではないので、映画にするのは困難です。それを無理やり商業的な映画にすることで、作品の独自性や世界観が崩れると思うのです。

ビジネス本

ビジネス本は、読む前に何かしら目的を立てて読むようにしています。

この本は「○○○」を目的に読むと決めてから読まないと、せっかく読んだのにまったく身になっていないことが普通に起こります。ただ読むだけではダメなんですね。できる限り読む前に目的を立ててから読むようにしています。「なぜ、この本を読むのか?」と問いを立ててから読み始めると言えば解りやすいでしょうか

なぜこの本を読むのか?
→ 戦略的に考えられるようになるため

なぜこの本を読むのか?
→ 業界のことを理解し商談に活かすため

このように、目的を立てて読むのがビジネス本なんだと思います。
ビジネス本なので「仕事に活かすために読む」でよいのですが、あえてもっと具体的な目的を立ててから読み始めることをオススメします。

読む目的を立てて、読みながら思考を整理し、読後に自分の言葉でアウトプットすることで気持ちや行動に変化を起こす。

 ↑
これが私なりのビジネス本の読み方です。

さらに言うと、
ガンガン本に書き込みながら読みます。
気になる箇所は「黄色マーカー」で惜しげもなく線を引きます。
良かった本は、だいたい二回は読みます。速読で読み返して、さらに気になったところは「ピンクマーカー」で線を引きます。
「黄色マーカー」の上から「ピンクマーカー」を引くため、その箇所は「オレンジ」になります。
二回読んだ本には「オレンジの箇所」があります。そこが自分にとって有益なことが書かれている箇所となります。そうすることで「あっ!たしかあの本に有益あことが書かれていたよな!」をすぐに見つけることができるようになります。

こんな風に読みますので、誰かに本を貸すことはできません。マーカーだらけで落書きだらけですからね...。家族にも読んでほしい本を購入したさいは、妻や娘から読むのが、我が家のお決まりです。

目的を立てる
 ↓
読みながら思考を整理する
 ↓
自分の言葉でアウトプットする
 ↓
気持ちや行動に変化を起こす

ビジネス本をこのように読むことで、ただの読書が体験になり、自分の気持ちや行動に変化を起こします。ポイントは「変化が起きる」のではなく「変化を起こす」ことです。自ら起こすのです。本を読むだけで変化を置きません。

本は何も与えてはくれない

本は読んだだけでは賢くなりません。

読んだだけで賢くなるんなら苦労しません。同じ本を読んでも、同じ量の本を読んでも、成長する人としない人がいます。行動に変化が起きる人と起きない人がいます。それってなぜでしょう?

私は、それは解釈の仕方が違うからだと思います。
そのビジネス本に書かれていることを、どう解釈するかが、読後の気持ちや行動の変化に影響していると思っています。

同じ本を読んでも
①「へぇー、そんな考えもあるんだー、すげー」で終わる人と
②「へぇー、俺の考えと違うなー」だけで終わる人と
③「なるほど、そんな考えもあるのか、自分とは少し違うが○○な部分は取り込んでみよう」となる人と
こんな感じで解釈の仕方が異なるのだと思います。

③の読者は「読む目的を持っている」ので、この解釈となっています。
③の読者は、目的をもって読書を始めているので、どんな情報に触れても前向きな解釈をしているのです。

逆に①や②の読者は、"明確に"目的を持っていないので、解釈の仕方がブレています。そもそも本を読んでいる時点で目的を持っているように感じますが、"明確に"目的を持っているのではなく、あいまいだから、解釈の仕方にブレが生じるのではないでしょうか。

読書前の目的の立て方のコツ

  • タイトルを読む。

  • 帯があれば帯も読む。

  • 著者のプロフィールを読む。(場合によってインターネットで著者を調べる)

  • 目次を読む

  • アマゾンのコメントをいくつか読む(でも鵜呑みにはしません)

ここまでやってから「目的」を立てるのがコツです。(購入するか図書館で借りるか、あるいは読まないかの判断も同じ方法でできます)

いかがでしたでしょうか?
ぜひ、ビジネス本は読む前に「目的」を立ててみてください。

私は多読家ではありません。

私は多読家ではありません…
新垣はまるで多読家で、週に何冊も本を読んでいるように感じる方もいるかもしれませんが、まったくそうではありません。せいぜい週に1冊~2冊程度です。

読むのが遅く、理解するのに時間がかかるタイプです。考えながら、調べながら読むことが多いため、1冊のビジネス本を読むのにそれなりに時間がかかります。場合によっては読みながら気づいたこと書き始めることもあり、気か付けば読書してないやん!って時も多々あります。

でもね、それでいいんです。

だって、早く読了するのが目的ではありませんからね。(さっと情報や知識を取り込む速読の場合は話は別ですが)

とは言っても、
ビジネス本ばかり読んでいると疲れてくるので、合間に小説を読むようにしています。あと、手塚治虫の漫画とか。

読書にも息抜きが大事です。

追記

購入して読み始めたのに目的を達成できそうにない本の場合(涙)
速攻で読むのを止めます。

世間の評判は良くとも、自分にとって「ぜんぜーん面白くなーい」という本もあります。そんなときは迷わずブックオフへ寄付です。

ではまた。

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