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「愛されるプロダクトを増やす」Onboardingに込めた思い。(noteはじめました)

はじめまして、STANDS代表の露木です。

そうです、初noteです。スタートアップ界隈にいて、note書き始めるの遅すぎな私。


なにやってる人?

ビギナーなので自己紹介から始めます。

株式会社STANDSという会社の代表をしています。2018年9月に、元同僚と起業しました。

弊社は「Onboarding(オンボーディング)」というB2B SaaS を提供しています。

Onboardingは、ソフトウェアの画面上にユーザーを導くガイドを表示させることができ、ユーザーがそのソフトウェアを迷わず、直感的に活用ができるよう変革する、新しいノーコードツールです。

ユーザーにとっては、

ソフトウェアに価値を感じるまでの時間やストレスがなくなり、無理なく使いこなせるよう促します。

サービス提供側としては、

ユーザーが自走してくれればサポートが効率的になり、ひいては「プロダクトの使いやすさ」自体が優位性になり、収益最大化を実現します。

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※ 参考までに、TechCrunchが主催するスタートアップバトル2020ファイナルでピッチした時の様子です。



なんでやってるの?何が面白いの?

さて、僕たちなんでこんな事始めたんでしょうか?

実は起業前、あまりやること決めていなかったのですが、なくてはならないプロダクトを作って社会へ価値提供したい、という事だけ共通認識取って見切り発車しました。
そして新規事業のアイデアを検証しては潰し、また作っては潰し、というプロセスを繰り返していくうちに、「人生かけてやりたいのはどんな事なのか」という自分たちでも言語化できていない「WILL」に向き合っていくこととなりました。


「ユーザー中心の優しいプロダクト体験」を作る難しさ

思い出されるのは、取締役の藤原と、前職のB2B SaaS企業での経験について会話した時のこと。

前職プロダクトでは、ユーザー体験がわかりづらく、説明なしにどこから操作すればやりたいことが達成できるかわからない、という声が多くありました。またそれが原因で運用イメージが湧かない、と離反されるケースすらありました。

実は、92%ものユーザーはサービスの顧客体験に何かしらの不満を持っており、それが原因となって本来得られるはずだった収益の20%も失っているという試算すらあります。


このような課題を解決するための体験の改善案は、日々ユーザーに向き合っているカスタマーサクセスや、営業などから声が上がるものですが、このような施策は、本質的でありながら、後回しになりがちです。

なぜなら、エンジニアもデザイナーも忙しいのです。。

良いエンジニアは労働市場で最も希少価値が高く、どこの企業も足りていません。エンジニアのリソースは新機能開発に振られ、上記のような継続的に発生するUI/UX改善は稼働が取りづらいのが事実でしょう。

また、大企業の場合はウォーターフォール型の開発を行うSIerに外注している場合も多く、なおさらプロダクトのグリップが握れていません。


結果として、ユーザーからの問い合わせが多く生まれたり、手厚いサポートから抜けづらくなったり、何よりユーザーに対して優しくない体験が残ることで、受注や継続にネガティブな影響があります。

僕らは前職の経験から、この課題の歯がゆさをめちゃめちゃ感じていました。このようにプロダクトを提供していく過程に「ユーザーファースト」から遠ざかる構造が内在していて、しかもこれはSaaSだけでなくソフトウェア全体に共通するものであることも確信しました。

Onboardingはこの課題を解決するために生まれました。前述の通りプロダクトの画面にガイドを表示してユーザーを導き、直感的な体験へ変革します。

そしてその設定にプログラミング知識は必要なく、極力エンジニアの手を借りずビジネスサイドでPDCAを回す事ができ、このプロダクト改善に内在する課題を解決できます。


どんな世界を実現したいの?


「テクノロジーで愛されるプロダクトを増やす」が、当社のビジョンです。

僕自身の経験としては、自社のサービスを顧客に提供して、なくてはならないと評価いただいた時に、すべての頑張りが報われ、自分たちが提供しているお仕事を誇りに思えました。

そしてそれは営業やカスタマーサクセスだけでなくエンジニアも含め、プロダクトに関わったすべての人にとっての幸福な瞬間なはずです。


僕はそんな瞬間を、この事業を通して増やしていきたいのです。


僕たちの事業が存在することで、エンドユーザーが向き合うプロダクトの体験が良いものになり、エンドユーザーのために日々頑張っているサービス提供者も結果として継続利用やアップセルが進み収益を得られる。そしてそれをまたユーザーのために還元する。

そんな、きれいな感情でお金が回る世界って最高じゃないですか。

そのためにOnboardingはプロダクトの体験を単純に「わかりやすく」するだけではなく、その先に生まれるプロダクトへの「愛着」を醸成するために、より一層進化を続けていきます。


愛されるプロダクトの重要性

そして、この「愛される」プロダクトづくりは、サブスクリプション経済の進展の文脈で、今まで以上に重要になっています。

サブスクリプション市場は2024年で1.2兆円に拡大する急成長市場です。今後レガシーも含むあらゆる産業が、デジタル化、そしてサブスク化していくことは間違いありません。

サブスクリプションビジネスの成長にとって一番大事なのは、継続率です。

サブスクは売り切りモデルのようにサービスを購入した時点でまとまった金額は入らず、月々〇〇万円を継続していただくことで、収益が積み上がるモデルです。

だからこそ、ユーザーに購買時点までのごく短い期間だけ満足してもらえばいいわけではなく、購入後も長く愛され続ける顧客体験を提供する事が、事業の生命線となります。その重要性が今までより急速に大きくなり始めるタイミングにいると考えています。

Onboardingは、この「愛されるプロダクト」へ変わっていくために、なくてはならないエンジンになっていきたいと考えています。


最後に

いかがだったでしょうか。

書いてみると、思いが溢れてきて、あと2本くらい必要そう。。今の事業にたどりつくまでの失敗談とかも色々思い出してきて、深夜に辛くなってきました。

しかし、おかげさまで事業拡大しており、めっちゃ仲間探ししています!

もし、ご興味ある方がいれば、ぜひ一度お話させてください!


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