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ことばと災いを考える。

東日本大震災、その8年後の昨日の午後に自分が体験した震度3、それで考えずにいられない未来の南海トラフ地震。

それまで生きてる保証もないし、地震に限らない災害や病気、そのほかの思わぬこと命を奪われる可能性は、誰にも等しくあるわけで。でも、高知にいると、その災害で自分やまわりの大切な人が命を落とす可能性が、南海トラフ地震で大きな津波が来ない地域の人たちよりはちょっと高い気がして、昨日の震度3でも命のことを考えてしまう。

そして日曜に最終回だった、毎週かかさず見てたあのドラマが伝えたかったことを重ねて考えてみる。

命を奪うもの。
災害、事故、病気、そして人間。

ああ言葉はほんとに恐ろしい凶器になる。
人を殺せる。
逆に完全に無視することでも、人の心を殺せる。

でも、同じように誰かをあたためて、感動させることも救うこともできる。

衝動で、暴力的な感情を言葉や態度に変えて「実行」してしまう前に、相手のことを想像する、一呼吸おいてみる、ことの大切さ。

わたしにも衝動がある。
抑えがたい怒りに、相手を言葉の暴力でたたきつぶしたいと思ったこと。反対に、口もききたくないと思ったこと。
そのとき、怒りをぶつける前に、ちょっと深呼吸してたら、言われた相手のことを考えてたら、傷つけずにすんだこともたくさんあったと思う。
自分が情けないのは、これを、いまでもたまに繰り返してしまうこと。

万人を愛する、そんなことは無理でも、身近な人にはせめて、めちゃくちゃな信頼と、大切だと伝え合える関係を築きたい。そう思う反面、そんな気持ちも忘れて、衝動的に関係を損ねる行動をとってしまったりもする。そして、自己嫌悪。

こんな自分だから、いまごろ読み出したNARUTOやキングダムや、3月のライオンに感動して泣いてしまう。
わたしを感動させるポイントは共通してる。
大切だと思う人を、とにかく信じること。大切にしようとすること。そのために主人公は成長するし、その想いを伝え、行動して、大切な人を、関係を守ろうとする。死に直面する世界が多く描かれるからこそ、人間にとってほんとに大切なことってなんだって、よくよく考えさせられる。
憧れて、でも自分にはできなくて、漫画の話やんと言われたらそれまでやけど、みんながなかなかできないことやから、いろんな漫画で描かれるし、大切にされるテーマなんやと思う。
日曜のドラマ、演技を通して伝えたかったこと、そのために選んだセリフ、演出、俳優。
こうやって、言葉を使って、人は人の心を打つこともできる。

言葉をどう使うか。
態度をどう表すか。

冷たくつきはなし、傷つける可能性を秘めたものを放つのか、信頼してその人の心をあたためるために選ぶのか。
前者と後者。
選択は自由。
そしてなにも発しないことも自由。

その選択は、有限の命がつきるまで、同じく有限の命を持つ人と、どのように関わり生きていきたいかの選択でもある。

もう、日曜のドラマの名台詞を使うしかないじゃないか。

Let’s think!

#高知
#地震
#3年A組


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