聖天様に関わってみたら色々な事が起きた、と言うので、いたずらに怖がる向きがあります。が、大抵それは聖天様でも四部大将ら御眷属達でも何方様の原因ではなく、個々人のこれまでの業が浮き出ただけ。又は聖天様との尊い佛縁を邪魔する魔の仕業というケースもあります。

　自身にとって嫌な事が発生すると、神佛のせいでは全く無いのにも関わらず、神佛に祈願したせいだとか、お参りしたせいだとか見当違いの思いをする人は意外に多い印象です。例えば、その人が祈ったことが最終的に為にならない場合、未来を見通せる神佛は、本人の意向と逆の事を起こすことがありますが、それは恩恵であって罰でも何でもないのですが、理解できないのです。

　聖天様に関しては、特に上述のような白黒をはっきりさせる功徳が明確です。よって、参拝などを機にそれだけで大きな動きが出てくることが多いのです。信仰心が確りしていないと、それが不信につながるのですが、聖天信心が悪いのではなく、すべては本人に起因するものなのです。この点をきちんと弁えておくと宜しいかと存じます。合掌