選択肢を増やすな
友達が友達を連れてきたので一緒にお風呂に入ることになりました。仲良くなりたい場合は男も女もお風呂に入ることが1番です。
さてさて昨日は「選択肢を増やせ」と言いましたが一転して「選択肢を増やすな」というあたかも手のひらを返した話です。
まぁ聞いてください。
昨日は人が生き残る上での話だったのですが今日は何かを選んでもらうときに必要な話です。
マーケティングでは超有名な話です。なんなら僕が話すより↓を聞いてもらった方がてっとり速いです。
画像を押すと聞けますので押してみてね!
「ジャム理論」の話ですね。
本当にこれを聞けば今日話したいことは終わりですのでこれで終わりにしようと思います。
ちゃんちゃん♪
・・・・・・って
さすがに手抜きにもほどがあるので僕も実体験をもとに少しだけ聞いてください。
「ジャム理論」ってのは簡単に言えば「24種類のジャムを用意した場合、お客さんはたくさん来たものの、試食に来た3%の人が購入したのに対して、6種類を用意した場合は、試食に来た30%の人が購入した」という理論です。
それを踏まえて
『人件費食材費押さえるぐらいなら先に管理コストを下げろ』
僕は飲食のコンサルタント業なんかもやってまして、あるラーメン店から「もっと売上をあげたい」という話がありました。
僕は店舗に向かい実際に一緒に働いてみてかなり忙しい店だったんです。
料理を作る人も運ぶ人も洗い物をする人もずっとバタバタ動いてました。
僕はこのままだと売上をあげる余白がないと思ったんです。
しかもメニューが豊富でラーメンの種類もいっぱい。ラーメンにつけれるセットメニューもいっぱい。さらにはサイドメニューまでいっぱい。
メニューがたくさんありすぎるので人気がない商品は1日営業してもでないやつもあれば、1、2個しかでないやつもあります。
僕「メニューをできれば半分以下に減らしましょう」と言いました。
こんな話をするとだいたい
ラーメン店「選ぶ楽しみがなくなるじゃないですか?」と言われます。
僕「こんなに多いとお客さんはどれを選んでいいか迷って結局迷ったまま選んでもらえなくなりますよ。」
僕「あと売上をあげたいのにこんなにバタバタしてたら売上をあげるための時間が作れませんよ。それにメニューを減らすと管理コストが下がるんで利益もあがります。」
他にも食器を減らす、ここに物を置かない、掃除を徹底的にやるなどを言いました。
とりあえず無駄を徹底的に排除するってことですね。
最後に店主に
「僕ならお客さんの前に立てる時間を作って話しかけて一緒にビール飲めるぐらいの方が売上も利益も上がりますよ」
(福山雅治になれたら圧勝です)
ただいくつかは改善してくれたのですが結局メニューは減らしてくれませんでした。
本当にもったいないなぁと思います。
「選ぶ楽しみ」と言う一見お客さん目線のようですが実態はお客さんを迷わせてることもあります。
そういえばラーメン店主にこんなことも言われました。
「マクドナルドやサイゼリアはメニューいっぱいあるじゃないですか?」
まさか、そこを持ち出してくるか?と思いましたが
「いやいや、あれは長年メニューを減らしたり増やしたりして自分たちの最適のメニュー数を見つけたんです。しかもコスト管理も独自に徹底的に作り上げたんです。無駄を省きまくってあんな風になったんです。店の作りもめちゃくちゃ計算されてますよ。ラーメン屋さんなら餃子の王将のシステムをそのままマネしたら100%勝てますよ。」
めちゃくちゃ不機嫌な顔されましたww
単純に流行ってる店って結構簡単なんです。でも一番難しいのが生き残り続ける店を作るのがめちゃくちゃ難しい。
お店を生き残らせるためにかけなきゃいけないコストと無駄なコストはちゃんと設計するのがめちゃくちゃ大事です。
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さてさて今日も長くなっちゃいましたが「ジャム理論」は本質をついてるんですがお店の状況によっていろいろ変わるんで試して試して最適なところを探さないとダメです。
単純に商品増やしたから減らしたから売上あがるよーって話ではないのはしっかり押さえて起きたいポイントですね。
ちゃんちゃん♪
今日やること
打ち合わせ(もういい!!!)
面談と言う名の独演会
本日締切の提出物
動きまくって寿命がどんどん短くなってる気がします。毎年の健康診断はオールAです。
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