復帰八日目、ひたすら眠い

一日、救いようもなく眠かった。もちろん自業自得。
なにをしていたのか…… そう、「ハーン ─草と鉄と羊─」の第二集を読んでいたんだった。

チンギス・ハーン(ジンギスカン)は兄頼朝の追討から逃れ大陸に渡った義経だった! という(そういう筋書きもよくあると聞く)義経異伝。
色っぽさと男っぽさが絶妙にまじった描線、とても好き。北崎拓の「ますらお」もおもいだす。

舞台が舞台だけに「シュトヘル」もかぶる。今度アニメ化される「アンゴルモア 元寇合戦記」も対馬を舞台に元寇、つまりモンゴルの猛威を描いているわけで。このあたりの漫画を背景に世界史を学習していたら、もっと好きになれたのかもしれない……。(世界史を選択したのはファンタジーゲームが好きで、鉄ヤカンを逆さにかぶったような金属の全身鎧を身にまとって歯の潰れた棒切れで殴りあう無慈悲で野蛮なヨーロッパの戦争が出てくることを期待して、だった。しかし選択なさった方はご存知のとおり、そんな戦争の描写なんて高校の授業では出てこないのである。勝手に妄想して失敗したという話だけれど、騙されたという気持ちは当時拭い去れなかった)

馬にまたがり大草原を疾駆する、モンゴル。

ちょっと北に移動すればツンドラや雪深いロシアで、南にはシルクロードを背骨に文化が混じり栄華を誇る中国。なんというか、ロマンだよねえ。

氷と炎の歌、つまりゲームオブスローンズ(まだ映像作品の側は見ていない。早く原作が追いつき追い越さないものか)のドスラクもイメージはモンゴル(だとおもう)。

もとい。

「ハーン」は国を追われて単身、大陸にたどり着いた源九郎判官義経。国と国がぶつかり合う大陸で、チンギス・ハーンとなり中原に覇を唱える! という流れが予想できる物語で、とはいうものの放り込まれた状況は常に四面楚歌。どのように道を切り拓いていくのか、楽しみでたまらないのであります。

* * *

そして「宇宙兄弟」26巻。

少しずつ読み進めている。こちらは、巻数が進んでいるだけに内容には触れにくい!

面白いです。

* * *

眠かった。
つまり自分のしたいことを優先して、歯止めをかけることができない例の悪いくせが出たというに過ぎないのです。

自らを律して規則正しく美しく。

そんな生活は、僕にはできそうにない。

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