すでに過ぎ去りし嵐

9月30日日曜日、雨

昼の間は降ったり止んだり。いまもパタパタ屋根を叩く雨音。
ついさっきまでは轟々と風が吹き荒れていて、ふうと瞬間的に灯が暗くなったり、いかにも嵐な雰囲気だったのだけれど、ちょっと落ち着いたかな?

気象庁のサイトによれば午前1時の時点で台風の中心は岐阜あたり。午前6時にはもう宮城県を抜けそうな勢い。どうやら明日は平常どおり通勤できそう。

* * *

昨晩あそんでいたドラゴンクエストビルダーズ体験版、無事に旅の扉(青)を設置するところまで進められて、後は製品版でお楽しみくださいとメッセージが出た。

なるほど、
なるほど。

おもしろい。たしかにこれは面白い。

素材が手に入る、
素材を組み合わせて道具が作りだせる、
その道具を使って街を造れる。

目に見えて「進んでいる」という感覚がある。実際、ボタンをぽちぽち押しているに過ぎないんだけれど、そんな簡単な作業で「進んでいる」という気持ちがするからいけない。
気持ち、いいんだよねえ。こういう「できている」感覚。

人を伸ばすにはこまめに褒めろというけれど、まさにそのとおり。思う壺。

* * *

ちょっと前になんでもかんでも「ゲーミフィケーション」と喧伝していたけれど、要はこういうこと。小さく目標を定め、次々と達成できるようにする。「できた」という感覚は、幸福感をもたらす。

実際のところコンピューターRPGみたいなゲームだと、最初はぱかすか上がるレベルが、10あたりから上がりにくくなり、作業が単調に感じられるようになって飽きる。(同じゲームを続けられるほど人間は辛抱強くない)
ゲーミフィケーションという単語が下火になってしまったのは、楽しいはずのゲームを、ゲームとして続けられるようにする仕組みを創造することが非常に難しいからだ。

そんな中、いわゆる「アプリ」と呼ばれるゲームでは定期的に「イベント」を設けて飽きさせないような仕組みを入れ込んでいる。(とは言っても、やはりマンネリ化は避けがたい。最終的には人同士の「競争」に持ち込むことになるのだけれど……)

飽きるまでの感覚は人それぞれ。
達成感から得られる幸福感も人それぞれ。

そうは言いながらも、うまく自らゲームを仕立てて「乗り越えられる」ようなゲームをつくれたらなあ…… とおもう。

* * *

実家の母から朝日新聞土曜版★5の数独が解けないと泣き言があったので、どれどれと遊んでみて解けることを確認。
こんな答えになるけど? とスクリーンショットをとって送りつけ闘志を掻き立ててみたりする。

数独はそれほど新鮮なものでないけれど、問題があれば解いてしまう程度には面白さを感じる。「できる」という感覚を手っ取り早く得られることも、また楽しみに通じるのだろう。

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