練馬の「アジ好きですか？」というお店に行ってきた。門馬直人さんという方がこのお店について書いておられたのだが、あまりにも旨そうで。（この方の記事はいつも腹が減って困る。でも読んでしまう）

　門馬さんでめっちゃ好きな記事はこれ。心にくる。（スキはあちらに）

マジでうまかったです。人生で一番のアジフライかも

　一口かじってから「あ、画像」と思い出す自分を何とかしたい。

　プラチナアジフライ（低温でじっくり揚げた白いやつ）を何もつけずに一口かじって感動した。富津から直送される黄金アジの身はふっくらとして、今まで食ってきたアジフライは何だったんだろう、と思った。卵が多めの自家製タルタルソースやわさびを乗せた大根おろしが付いてくるのだけれど、プラチナアジフライは塩でいいし塩がいい。パートナーと旨い旨いと言いながら食べた。普通に揚げた方のアジフライも見た目こそ目に馴染んだものだけれど、それだけに、シンプルにソースをかけて頬張った時に黄金アジの旨さが段違いであることが際立つ。こちらもタルタルソースはそれほど……もちろん手をかけたタルタルソースはおいしいのだが、ソースで食べる方が「いつもとのちがい」が明らかなのだ。「大根おろしとタルタルソースは希望する客にだけ提供すればよいのではないか」と思った。

　味噌汁もおいしいとパートナーが喜んでいた。今日はワカメの味噌汁だったけど、シジミで出汁を取っているんだと思う。いつもそうなのかは分からないけど。ホームページによればアジに限らず「米・味噌・醤油」を富津産で統一してブランディングしている。しみじみ、房総ってやっぱり豊かだよなあと思う。千葉県が日本から独立したら、千葉県に住みたい。

　最高にうまいアジフライに舌鼓を打った帰りには練馬駅前の文房具屋「二葉屋」に立ち寄った。ここはただの文房具屋ではなく、ラブラドールレトリーバーのリュウノスケ君がゆったりとお迎えしてくれる。たまに店番に加わるランマル君の、好奇心に負けてお客を嗅ぎに来るけど怖がりだから逃げちゃう性格も好きだ。お見送りまでしてもらい、心を癒されて帰路についた。

余談：

　私にとって千葉といえばそれは北東部で、利根川流域を愛してやまない。だからちょっとだけ書いてもいいですか。お米が好きな方は千葉県多古町の「多古米」を、新米を少し固めに炊いて召し上がっていただきたいのです。おかずなんか要らないから。塩むすびなんて、もうごちそうだから。