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集まってみるとみえてくること ~Sonic Pi ワークショップを開催して~

※文章の末尾に、当日使用した資料をアップしています。

日頃からネット上でおもしろそうなワークショップを見つけては行きたいと思う半面、楽しそうにしている写真を見ると尻込みをしてしまうこの性格を
「そろそろ、なんとかしたい!企画をして今度こそ克服しよう!」と
個人的に半ば実験も兼ねた催しでもありました。(参加者のみなさん、事後報告ですみません...!)

先月 「ライブコーディング」という音楽や映像を即興的にプログラミングで作って見せるパフォーマンスに使われる、Sonic Pi 入門編のワークショップを開催しました。
Sonic Piを使ったことがないけど興味はある音楽好きの5名が参加をしてくださいました。

ゆるいと、うちとけやすい


今回は、かいはつクラブがお世話になっている大阪市此花区の四貫島地区にあるPORT が会場です。

PORTは、住居とお店・アトリエ・事務所など複合的な機能を持った建物。不定期でイベントの開催もされています。


四貫島やとなりの梅香近辺は昔、湾岸関係に鉄工所、町工場で栄えたそうで
外から労働にきた人びとが住んでいることもあり主観ですが閉鎖的な環境ではなく、よそ者でも受け入れてくれるゆるい雰囲気を感じる下町です。

PORTも町の雰囲気と店主の人柄とが相まってか居心地がよく、かいはつクラブが目指す場づくりと合っていてほぼ毎回お借りしています。

そんな雰囲気で始まりたかったワークショップでしたが、はじめましての方が多かったこともあり最初は少し緊張ぎみ。
講師担当のかいはつクラブメンバー 中島が緊張をほぐしながら、まずはSonic Piとはなにかの説明からしていきます。

ほどよい緊張感が漂う空気のなか、真剣なまなざしで説明を聞いている参加者のみなさん。


Sonic Piは簡単に言うとシーケンサーとサンプラーをコードベースで扱う環境で、内蔵されているサンプルを鳴らしてるだけでも楽しいとのこと。

お手本で、内蔵されているサンプル音源をどのように鳴らすのかコードを書いています。


そして、お手本の真似をしてみます。


子供のプログラミング教育教材にも使用される Sonic Pi。
ある程度、直感的に楽しく音が出せる環境にあまりつまづかれることもなく、スッと入っていけているように感じました。

コツを掴んだ人はサンプルコードをガシガシと、いじリはじめました。

リアルタイムでコードを書いて音を出していくので、書きながらも次の展開を考えていくと脳がフル稼働に。慣れれば、次のそのまた次の展開を思い描きつつ書けるようになっていけそうです。


途中、緊張もほぐれてきたのか始まる前は知らない人同士だったみなさんが自然と教えあう光景がとても印象的でした。

ゆるい雰囲気のなかで自然と会話がはじまり、うちとけてきたよう。


ワークショップの終盤は、参加者のみなさんが作ったサウンドを発表する時間。
各々の感性から出た音作りがおもしろくて、こんな表現もあるのかと刺激を受けあっていました。

発表の時、急に音が出くなるトラブル発生!原因をみんなで考えているようす。


リアルな場に集まることのおもしろさには、ネット上で集まることとはまた違った価値がある


ワークショップタイトルの「Knowledge Nudge!」は、知識をつっつくという意味の造語です。

水面に色々な絵の具を数滴たらして横から「ふぅ~」っと息を吹きかけると色が混ざり、おもいもよらない模様になっておもしろいと感じるように
ひとつのことに興味がある人たちがひとつの場に集まり、各々が持っている知恵や知識をつっつき合えるように横から息を吹きかける、そんな環境をつくりたいと考えています。

意見が混ざり合って「なにか」が生まれれば、それは楽しいことだと思います。

最近はネットで、たいていの知識は得られる世の中ですがリアルな場に集まることのおもしろさにもネットとは違った価値があると今回の企画を通じて実感をしました。

参加をしていただいたみなさん、ありがとうございました!
これからも企画をしていきますので、よろしければ気軽に遊びにきてください。
ゆるい雰囲気が漂う下町の、ゆるい場でお待ちしています。

毎月第2日曜日13時からPORTで、もくもく会もやっています。

あと個人的に、参加者のみなさんとお話をする中でワークショップの開催前よりかはコミュニケーションが苦にならなくなったので実験は成功かな!?

▼当日使用した資料はこちら▼


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