ブックチャレンジ3日目

画像1

ベッド脇の情調オルガンから自動目覚ましが送ってよこした心地よい電流サージでリック・デッカードは目を覚ました。

という余りにも有名な書き出しで始まる言わずと知れた古典SFの名作。

本物の動物が高い価値を持つ時代、本物と区別のつかない偽物は果たして偽物なのか。
生命とは?みたいな事を感じさせてくれる作品だけど、ひたすら地に足がついた描写で、なんというか読んでると心がギシギシ軋む感じがする。

本質と関係ないけど、フィリップ・K・ディックの作品は、翻訳の手柄って部分も大きいとは思うけど、タイトルがめちゃくちゃカッコいいのが多い。

小さな黒い箱
人間以前
パーマー・エルドリッジの三つの聖痕
追憶売ります
去年を待ちながら

とか。

流れよ我が涙と警官は言った。

なんか、およそ小説のタイトルの中で一番くらいにカッコいいタイトルだとおもう。

このアンドロイドは電気羊の夢をみるか?
ってのも、タイトルだけで色んな想像ができて、疑問を感じて答えを知りたくなって、さらに、ここに書かれている世界が一発でわかる良いタイトルだよなあ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?