僕にとっての旅情
ryojoho 旅情_報 と言うタイトルのホームページの活動をしてそろそろ3年くらいが経つ。
旅情という多用される言葉がとても好きだ。
私にとっての旅情は、どんな時に感じる感情なのか、
整理整頓するわけじゃないが、共通のフレーム・フォーマット
みたいなのを見出したい。
私は、移動の瞬間が好きだ。
滞在型よりも移動型の旅行を好む。
mo(ve)ment というのがココ最近の私の写真表現のコンセプトだ。
movement 移動の moment 瞬感
列車に乗った視点・駅での乗り換えや列車待ちの”何気ない一瞬”を感じさせる写真を撮りたい。
大糸線の写真である、一枚目は窓枠がない。風景的な写真だが、移動感がない。2枚目は窓枠が映り込んでいる。旅感、瞬間、旅情感を演出できる。
駅で撮った写真は、S式とも評され、編成写真を撮るような鉄道写真家には評価が二分されるように思う。しかし、旅人の視点だと、列車がやってくる瞬間というものはワクワクが止まらない瞬間であり、期待と不安がある。そんな感情を思い出させる写真。
冬はトラッドとは言わないが、コートフックに似合うコートで旅に出たい。出張の新幹線などではライトダウンジャケットのようなものでもいいかもしれない。
駅そばは旅の味だ。お気に入りは長野駅在来線ホームの蕎麦屋さん。
自分の乗る列車を確認する、思い出させるきっかけは発車標だ。
方向幕、遠くの行き先。
寝台列車の朝は清々しい。車体形状を感じる窓をフレームに入れて、見慣れない街の朝の風景を写真に撮る。
終点東京に着く、東京タワーを見る。椅子の向きもポイントだ。
高速移動する車体同士がすれ違う新幹線の大量輸送を感じる。
スローシャッターで写せば大動脈は青い帯のみが残る。
ローカル線では行き違いの対向列車を後ろを振り返って写す。
カーブで先頭車両を見つめる。
私が感じる移動体・移動の瞬間に感じる旅情のようなものを
表現した写真をお送りしました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?