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お世話になっている一冊

ひさしぶりにnoteを書いています。2019年1月から1001日連続でnoteを書き、2年前からお休みをしています。今日は、ウオーミングアップのつもりで投稿します。

自己紹介

ひさしぶりなので自己紹介から始めます。私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人の理事長兼支援者です。10年近く前、まもなく50歳になろうとする頃のことでした。ある事件をきっかけにして自分の人生の見直しを始めました。その中で出会ったのがアドラー心理学です。また、その後アドラー心理学を学ぶために参加した早稲田大学エクステンションセンター中野校での出会いと経験が私の人生の後半に大きな影響を与えました。私は、50歳を過ぎて学ぶことの面白さを知りました。また、そこでの出会いから「ちはる塾」に参加し「研究」についても興味を持つことができました。しかし、その過程で自分には知識が不足していることや考え方が偏っていることに気づきました。そこで2019年に通信制大学に入学をしました。

今年の6月、多くの社会福祉法人で理事の改選が行われました。その手続きでは、履歴書の提出が求められます。私は複数の社会福祉法人の理事を務めているため、履歴書を作り直しました。そこで、初めて「大卒」と書きました。ちょっと嬉しかったです。

note復活のわけ

ひさしぶりにnoteを書いたのには理由があります。9月2日、9日の両日、4年ぶりに早稲田大学エクステンションセンター中野校でアドラー心理学講座が開催されます。コロナ禍前は毎年2回、定期的にアドラー心理学講座が開催されていました。また、そこではアドラー心理学を学ぶだけでなく、参加することで自分を俯瞰することができました。この自分を俯瞰して自己覚知をすることは対人援助職に必要なスキルです。そこで、より自己覚知を深めるため、中野校で学んだことに自分の実践現場でのできごとを照らし合わせてnoteに書いていました。9月2日、中野でアドラー心理学講座が復活します。今日の投稿は、そこでの学びをnoteに投稿するためのウオーミングアップです。

ひさしぶりのnoteです。何を書こうか悩みました。そこで大学生活、またその後の国家資格のスキルアップ研修等で私の強い味方となった本を紹介します。その本は、4年前から常にそばに置き、またiPadにダウンロードしていつでも読めるようにしています。そのため紙の書籍はボロボロです。

使い込んでいます

18歳からの「大人の学び」基礎講座

私の大学は、通信制だったため動画視聴をしてテストを受けるのが基本でした。しかしそれだけで単位を取るのは大変です。そこでスクーリングにも参加しました。そのスクーリングでは最後に小論文の試験があります。そのとき試験直前までこの本を見ていました。また、今は国家資格のスキルアップ研修を受講しています。そこでは大量のレポート提出が求められます。(ここまで多いとは思っていませんでした)レポートに取り組む前は、必ずこの本を読み返します。その本が、向後千春先生の「18歳からの大人の学び」基礎講座」です。

この本のまえがきには、「大学に入学して,まず最初に学んでおくことをまとめたテキスト」と書かれています。目次に書かれた大見出しは次の4つです。
 1.学ぶスキル(Study Skills)
 2.書くスキル(Writing Skills)
 3.リサーチスキル(Research Skill)
 4.生きるスキル(Life Skills)

しかし、これらのスキルが必要なのは大学生だけではありません。私たちがこのスキルを身につけていなければ、大学生が社会に出たときに受け止めることができず、新卒者のスキルを活かせません。すでに社会人になっている、特にだいぶ昔に社会人になった人はこの本を読んだ方がいいでしょう

レポート課題の強い味方

私の仕事は障がいのある人への支援です。それに関する国家資格のスキルアップのためにレポートを書いています。課題でレポートを書くということは、単位を取るだけのものでなくレポート課題に取り組むこと自体が直接支援現場で活きてきます。

例えば、必要なテキストを読み、そこに書かれたことを自分の実践を踏まえて考察しまとめるという課題があります。これは、支援において専門機関の報告や論文を読み自分の実践に取り入れそれをまとめる練習です。向後先生の本では、学ぶスキルの章にある本の読み方、レジュメの作り方が参考になります。また、実際の支援場面同様に利用者の様子から計画を立てる課題には、書くスキルの章にある概念の抽出方法や主張の仕方を参考にできます。さらに、インタビューの課題は、面接技法とそこからのアセスメントの練習になり、それはリサーチスキルの章にあるデータ収集と整理、まとめ方が参考になります。この「18歳からの大人の学び」基礎講座」の最後の章、生きるスキルでは、対人援助職が絶対に守らなければいけない「本人主体」について考えることができます。「18歳からの大人の学び」基礎講座」はすみずみまで対人援助職に役立ちます。

応用する

早稲田大学エクステンションセンター中野校に通うようになって意識するようになったことがあります。それまでもいろいろな研修に参加をしてきました。そのとき「これは自分の現場にはあわないなぁ」と思うことが多々ありました。それが中野に行くようになり「どうやったら自分の現場に応用できるか」「どうにかして応用したい」と思うようになりました。「18歳からの大人の学び」基礎講座」も同じです。この本は「基礎講座」です。ここに書かれていることを自分の現場に応用することがだいじです。最近は内部研修のテキストでも使っています。

明日は、ひさしぶりの中野です。

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