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「まとめる言葉」を使わない

仕事で研修に参加しました。

今回の研修は、サービス管理責任者という職種の補足研修です。サービス管理責任者は、利用者の支援計画を作成したり他機関との種調整をする仕事です。

サービス管理責任者は、利用者やご家族に支援内容を説明したり、他機関と一緒にケース会議に参加する機会が頻繁にあります。私が、そのような場面で気をつけていることが一つあります。それは、まとめる言葉を多用しないということです。

まとめる言葉とは、共有、連携、自立、交流…というような類の言葉です。どれもとても便利な言葉です。しかしいろいろな解釈ができます。そうすると説明している人と聞いている人がそれぞれ自分の都合の良いように理解します。また、説明する側は、まとめる言葉を使うとすっきり説明できます。聞いてる側その場ではわかった気がしてきます。それがトラブルのきっかけになります。

同様にカタカナ言葉も危険です。以前、制度説明会で、行政の担当者が「新しいプラットホームの構築」という言葉を使いました。説明を聞いてる人の中には、新しい駅を作る計画だと思っていた人がいました。

また、今日の講義では「これアドラーじゃん」という箇所がたくさん出てきました。その度、テキストの片隅に「個人の主体性」とか「仮想論」とか「共同体感覚」と書いてはぐるぐる丸で囲ったりしていました。アドラー心理学が反映されている箇所については、また実例を交えて整理をして書いていきます。

研修は明日も続きます。

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