見出し画像

名前は親から子どもへの最初の贈り物

今日は5月5日、子どもの日です。先日、子どもの名前で驚いたことがありました。今日は子どもの名前に関することを書きます。

子どもたちから標語を募集しました

私の主な仕事は社会福祉法人の理事長業務です。その法人が対象としているのは障がいのある人たちの支援です。しかし、社会福祉法人は地域の社会資源でもあります。そこで地域福祉事業にも積極的に関わっています。私は、地区社会福祉協議会で広報担当を担っています

先日、その地区社会福祉協議会の主催で、地域の子どもたちから標語を募集するコンテストがありましました。大勢の小学生が参加してくれました。そこでの私の役割は、入選作品をホームページ(note)に掲載することです。そのときに困ったことが起きました。

困ったことが起きました

応募作品の中から厳選された14作品が私に届きました。応募者の多くが小学生の3、4年生だったこともあり、作品の多くはひらがなで書かれていました。私はそれをパソコンでテキストデータにしました。そのとき困ったことが起きました。

困ったのは、応募者の名前です。漢字の組み合わせが難しくて読めません。私に届いた14作品のうち、名前をスラスラと読めたのは4人だけでした。仕方ないので、名前を一文字づつバラバラにして入力しました。これを読まなければいけない小学校の先生は大変です。

私の名前も読めなかった…

我が家の夕飯でこのできごとを話しました。すると娘が言いました。
「お父さんの名前だって正しく読んでもらえなかったんでしょう。」
娘の言うとおりです。私は、名前を正しく読んでもらえませんでした。そのうえ今では、間違った名前が芸名となり一般化されています。

私の名前は「良壽」と書き、正しくは「よしひさ」と読みます。しかし、中学校の担任の先生が「りょうじゅ」と読みました。その先生は、なんど訂正をしても間違えました。やがて誰からも「りょうじゅ」と呼ばれるようになりました。

また、私も「よしひさ」と発音するのところを「よひひさ」と言ってしまうことがあり、自分でも「りょうじゅ」を使うようになりました。今は、父も母も他界したため、病院にかかったときぐらいしか「よしひさ」と呼ばれることはありません。「りょうじゅ」が一般的です。

家族に迷惑をかけたことがあります

しかし「りょうじゅ」が一般化したため家族に迷惑をかけたことがありました。娘が学校見学に行ったときのことです。見学先の学校で書類に父親の名前を書く欄があり、娘が普通の声の音量で母親に聞きました。
「ねぇ、お母さん、お父さんの名前、どっち書けばいい?」
まるでお父さんが複数いるような質問です。

じつは、私もときどき迷います。「あれ?この書類のフリガナはどっちだっけ…」

名前は親から子どもへの最初の贈り物

お父さん、お母さんは、いろいろな思いや願いを込めて子どもの名前を考えます。私も自分の子どもの名前を考えているときはそうでした。。

名前は、お父さん、お母さんが子どもに送る最初の贈り物です。一生の宝です。だから豪華な名前になってしまい読みづらくなるんでしょうね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?