私はバスタオルをもらうのが好きです。

理由は、

１．日常的に長く使える。

２．重宝する。

３．使うたびにそれをくれた人を思い出す。

４．バスタオルが好き。

からです。

職場の転勤の餞別に、お誕生日プレゼントに、なにかのお祝いのお返しに。

欲しいものは何か聞かれたら、いつも

「バスタオルが欲しいです」

とお願いしていました。

なので今現在私が保有しているバスタオルはいただきもの、または実家から持ってきた（もらった）もののみで、自分で買ったものは一切なし。

死ぬまで買い足し不要なほど持っています。

そして毎回使うたびにそれをくれた人を思い出すのです。

すり切れて、はじっこがボロくなり始めたものもありますが、それでも傷が広がらないよう気を付けながら、その人を想いながら、大切に使っています。

ここ数年はてぬぐいが好きで、バスタオルのかわりにてぬぐいをリクエストするようになりました。

理由はバスタオルと同じ。

今ではなんだかんだで40本以上のコレクションが出来ました。

てぬぐいは使い込んでクタクタになったほうが味が出てカッコいい、とどこかで聞いて以来、もらった瞬間からどんどん使うようにしています。

なので私のてぬぐいシリーズは、どれも粋な感じに仕上がっています。

その昔はプレゼントされたものは使うのがもったいなくて、ずっと大切にしまい込んで、いつまでも日の目を見ないものたちがたくさんありました。

11年前に日本からアメリカへ引っ越しをした時に、そのせっかくいただいたのに結局使ってもらえずに、暗い物置き部屋でホコリをかぶりまくっていた、それはそれはたくさんの品々を見た時に、自分の考えを改めました。

それ以降は、いただいたものは即開封、すぐに使うことにしました。

そうすると、やはりそれを使うたびに贈り主を思い出し、

「私の事を思いながら選んでくれたモノ」

を使う時は、心の幸福度が毎度上がるものです。

番外編としてはタッパーウェアも好きです。

贈り物としてもらったことはないのですが、友人宅で集まりがあった後に残った料理をお持ち帰り用に入れてくれたタッパーは、その後我が家で使われることになるのですが、このタッパーがなかなか面白いのです。

たいていは自分が持っていないようなタッパーをもらう事が多く、種類・形・大きさなど、私にとってはいつも新鮮です。

で、その後そのタッパーが我が家で使われることになっても、また例のごとく、これはあの時のだ、これはあの時のだ、と使うたびにその時のイベントを思い出したりしています。

さて、今日も誰かを思いながらタッパーにランチを詰めたり、バスタオルで体を拭いたり、てぬぐいを頭に巻いたりしてみようと思います。