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コペン、建物探訪。〜王立図書館編〜

旅行時期:April 2019

お城や教会もそれはそれは素敵だけれど、今回の私の旅のテーマは「現代建築に触れる」。アルネ・ヤコブセン をはじめ、ハンス・ヨルゲンセン・ウェグナー、フィン・ユールなど、世界に誇るデザイナーを生んだデンマーク。デザインへの思いは脈々と受け継がれていることが、コペンの「今」を見ることで、知ることができたように思う。

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冒頭の黒い建物は通称「ブラックダイヤモンド」と呼ばれる王立図書館。なんでも、王様が"本は国の宝"として、大切な所蔵本を黒く光る宝石箱の中に保管したいという構想から設計されたそう。

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管内のカフェテリア。椅子はもちろん、ヤコブセン のセブンチェア。

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開放的な空間を演出しているのは。、壁一面のガラス窓。
設計した建築ユニット、シュミット・ハマー&ラッセンは、外壁に南アフリカ産の黒色花崗岩を用いて宝石箱をイメージしたそう。 
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蔵書数は北欧最大級を誇り、アンデルセンの直筆原稿や、王室関連の貴重な書物や資料が大切に保管されているんですって。

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新館と急患を結ぶ渡廊下は、現在から過去へ、まるでタイムトリップしているみたいだった。

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この書簡にどんな宝物が眠っているのだろう。
想像するだけでワクワクした。

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開けっ放しのロッカーですら、アートに見える。
時間が許すのであれば、この宝石箱の中で読書に没頭していたかった。

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