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ある夏の記録

彼は私がニキビを触っているとほぼ必ずダメよと言ってくれる。
夏は私よりもずっと短いショートパンツを履いていて、とてもよく似合っている。

彼はしごとでしんどくてもほとんど弱音を吐かない。私は彼がいるからしごとのつらさを乗り越えていると言っても過言ではなく、彼がしごとの糧だ。
そんな彼も、私がしんどかった時期、数ヶ月前を繁忙期とするならば今はやや落ち着きを取り戻した今、振り返ってぼそっと「しんどかった〜」と言っていた。

彼にとっての仕事の糧は大谷翔平選手だそうだ。そこはお互いじゃないのかよ、と心でツッコミつつ、でもわたしも「あなたがいるから!」とか熱いことは言えないから、そりゃ伝えてないもの伝わらないがな。と思った。
大谷翔平がホームラン打ちまくってるから負けじと頑張ったんだそうだ。なんて良い少年なんだ。

彼のいいところはたくさんある。愚痴を言わないこと、自然が好きなこと、音楽が好きなこと、歩くのが好きなこと、おしゃれなところ、髪の毛がしっかりしていてブラッシングするとうれしそうにするところ(さながらいぬ)、実直に働くところ、わたしを大切にしてくれているところ。(どこになに差し込んどんねん)寒がりでたくさん着込むところ。薄着になっていると心配してくれること。(私はめちゃくちゃバカなのでその時の温度ではなく家の温度で服を決めてしまいたびたび凍えたり暑がったりする)、料理を楽しそうにすること。

見た目じゃないとか、顔が好き、とかそんな次元じゃない。全部愛でしかないからそんなこと考えたこともない。気になることがない。丸ごと愛なんだ。

今日は暑い中ステーキを食べに行って、その帰りにたくさん歩いた。バッティングセンターにも行った日だった。よく私たちは散歩で川とか水を見る。

◯◯◯

振り返ってみたらある夏の記録はたったの数行だったことに下書き保存を見て思う。えらい平和でよかったね。

ありがとうございます!!グッズたくさんつくります!